『地球が静止する日』 [movie]
●上映時間:未定
●配給:2008米/FOX
●スタッフ&キャスト:
[監督]スコット・デリクソン
[出演]キアヌ・リーブス,ジェニファー・コネリー,ジェイデン・スミス,キャシー・ベイツ
映画の感想を書くのって当然のことながら難しい。自分だけ読む、ってのなら話は簡単だが、blogにエントリするってことになるとそれなりに制約はあると思う。自分なりに気をつけているのは、ネタバレはしないということと極端な酷評はしないということ。つまんなかったら酷評もいいじゃないかとも思うが、基本的にはどの映画にもおもしろいところを発見しようと思っている。制作した人たちだって一所懸命につくっているんだし。
あと、映画の好き嫌いって本当に個人的だしね。当方がこきおろしたってある人にとっては珠玉の名作、ってこともあるだろう。映画感想のblogがこれほど書かれているのは、そんなそれぞれの目線の違いのおもしろさがあるから、とも思う。
『バンク・ジョブ』 [movie]
●上映時間:110分・PG-12
●配給:2008英/ムービーアイ
●スタッフ&キャスト:
[監督]ロジャー・ドナルドソン
[脚本]ディック・クレメント,イアン・ラ・フレネ
[出演]ジェイソン・ステイサム,サフロン・バロウズ,スティーブン・キャンベル・ムーア,ダニエル・メイズ
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そろそろ2008年も暮れようとしている。今年の鑑賞本数は100本に届かない見込みだが、想定していた数値なので特に焦っていない。総括はまた後日に語るとして、1本あたりの拠出金額は概ね1,200円弱と推測される。この金額は試写会もはいっているが、まず当方は1,800円では映画は観ないというのが大きい。前売り・レイトショウ・映画の日・TOHOシネマズの日・109シネマズの日などを活用しているから。また、6本観たら1本タダ、というシネコンのサービスの影響も大だ。
実は本作の情報はすっかり見逃していて、今週末には上映が終了。泡を食って前売りを買おうとしたらどこも売っていないとのこと。しょうがないのでweb予約したところシネマライズは1,600円で予約できるのだった。損したような得したような気分だ。
『デス・レース』 [movie]
●上映時間:105分・PG-12
●配給:2008米/東宝東和
●スタッフ&キャスト:
[監督][原案][製作][脚本]ポール・W・S・アンダーソン
[製作総指揮]ロジャー・コーマンほか
[出演]ジェイソン・ステイサム,ジョアン・アレン,イアン・マクシェーン,タイリース・ギブソン,ナタリー・マルティネス
洋邦問わず映画のネタ切れの時期だ。 ここ数年のリメイクものには取り立てて収穫はないと思っている。かといってオリジナルでも、ほんとうに新しいものかと問われればそんなこともないかな、と思えてしまう。もうすぐ2008年は終わりだけど、ここ数年でもっとも洋画の不作の年だったかも。偉そうなことはいえないんだが。
『WALL・E ウォーリー』 [movie]
●上映時間:103分
●配給:2008米/ディズニー スタジオ
●スタッフ&キャスト:
[監督][原案][脚本]アンドリュー・スタントン
[製作総指揮]ジョン・ラセターほか
[脚本]ジム・リードン
[声優]ベン・バート,エリッサ・ナイト,ジェフ・ガーリン,シガニー・ウィーバー
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一定以上映画鑑賞をしている人間にとって、予告編をみることは避けて通れない。もちろん、その映画を観に行こうと思わせる動機付けのためには欠くべからざるものなんだろうけど、近年のネタバレ予告編はひどすぎやしないだろうか。今回も『地球の静止する日』の特別予告編なんてものが上映されていた。そこまで映しちまっていいのかよー、と叫びたくなるくらい、結末だけがないダイジェスト版。いつから映画は予告編を確認しにいくものになっちまったんだ
『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』 [movie]
『1408号室』 [movie]
●上映時間:107分
●配給:2007米/ムービーアイ
●スタッフ&キャスト:
[監督]ミカエル・ハフストローム
[原作]スティーブン・キング
[脚本]マット・グリーンバーグほか
[出演]ジョン・キューザック,サミュエル・L・ジャクソン,メアリー・マコーマック
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相当に怖がりであることは自覚している。なので幽霊の類を視たことがないのは幸いだ。むしろ幽霊よりは人間のほうが怖いか。夜中の墓場に幽霊がいるのは当たり前だけど、人間がいたら怖すぎる。もっといえば昼日中に麻薬取引をしている連中を見かけたりするほうが怖いか。危ないところには近寄らないようにしよう。
『ブラインドネス』 [movie]
●上映時間:122分 PG-12
●配給:2008カナダ.ブラジル.日/ギャガ
●スタッフ&キャスト:
[監督]フェルナンド・メイレレス
[原作]ジョゼ・サラマーゴ
[脚本]ドン・マッケラー
[出演]ジュリアン・ムーア,マーク・ラファロ,アリシー・ブラガ,伊勢谷友介,木村佳乃,ガエル・ガルシア・ベルナル
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視力が両眼とも1.5だ。これだけ本を読んだりPCの液晶画面とにらめっこしているのに、なぜか視力だけは悪くならない。近いうちに老眼はやってくるかもしれないが。それはともかく、だから眼鏡はかけたことがないし近眼の人の世界の見え方ってどんなだかがわからない。どんな世界認識なんだろう。
『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』 [movie]
●上映時間:95分・R-15
●配給:2007米/プレシディオ
●スタッフ&キャスト:
[監督][脚本]ジョージ・A・ロメロ
[撮影]アダム・スウィカ
[出演]ミシェル・モーガン,ジョシュ・クローズ,ショーン・ロバーツ,エイミー・ラロンド,ジョー・ディニコル
米国では、不況や戦時にゾンビ映画が作られる傾向にあると聞いたことがある。ロメロの初監督作品である『 ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 』は1968年公開(うわ、当方の生まれた年だ)でベトナム戦争真っ只中。『 ゾンビ 』が公開された1978年ころは石油ショックから世界経済がようやく上向き始めたころらしい。
実は2007年はゾンビ系の映画が多かったと思っていた。『 プラネット・テラー 』,『 インベージョン 』,『 バイオハザードIII 』、そして『 アイ・アム・レジェンド 』を鑑賞している。米国も戦争に疲弊してきているうえにサブプライムローン問題も表面化してきていたしね。そんな世情とリンクしていると言えなくもない。
『彼が二度愛したS』 [movie]
●上映時間:108分・PG-12
●配給:2007米/ショウゲート
●スタッフ&キャスト:
[監督]マーセル・ランゲネッガー
[製作][出演]ヒュー・ジャックマン
[出演]ユアン・マクレガー,ミシェル・ウィリアムズ,シャーロット・ランプリング,マギーQ
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本作は主演しているヒュー・ジャックマンが設立したシード・プロダクションズ初のプロデュース作品。朝一番の10:30の開映、チケット売場は女の子とその親御さんばかりだよ。同じ公開日の『Yes!プリキュア5 GoGo! お菓子の国のハッピーバースデイ♪』の観客動員数には明らかに及ばないな、こりゃ。本国はどうか知らないが東洋の島国では興行成績はふるわないものと推測される。
『アイズ』 [movie]
●上映時間:97分
●配給:2008米/ムービーアイ
●スタッフ&キャスト:
[監督]ダビド・モロー,ザビエ・パリュ
[脚本]セバスチャン・グティエレス
[出演]ジェシカ・アルバ,アレッサンドロ・ニボラ,パーカー・ポージー,ラデ・シェルベッジア
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幼いころに視力を失った盲目のバイオリニスト、シドニー(ジェシカ・アルバ)は、姉の勧めで角膜移植を受ける。ところが目が見えるようになるにつれ、「見えないはずのものが見えている」ことに気づく。カフェで突然襲ってくる女性。マンションを徘徊する少年。見ず知らずの不気味な部屋の風景。怪しげな黒い影。「106」という謎の数字──。
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『ブーリン家の姉妹』 [movie]
●上映時間:115分
●配給:2008米.英/ブロードメディア・スタジオ
●スタッフ&キャスト:
[監督]ジャスティン・チャドウィック
[原作]フィリッパ・グレゴリー
[脚本]ピーター・モーガン
[出演]ナタリー・ポートマン,スカーレット・ヨハンソン,エリック・バナ,ジム・スタージェス
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歴史ものの映画は苦手だ。特に海外のものはそもそも知識が欠落しているから観ていてもなんのことやらさっぱりわからない場合が多い。『
エリザベス : ゴールデン・エイジ
』はケイト・ブランシェットが出演しているというのにスルーしてしまったのはそんな理由だ。では、なぜ本作を鑑賞したのか。そうですとも、スカーレット・ヨハンソンが好きなんですよ。先週から続けて鑑賞できてうれしいですとも。
『イーグル・アイ』 [movie]
●上映時間:118分
●配給:2008米/角川映画=角川エンタテインメント
●スタッフ&キャスト:
[監督]D・J・カルーソー
[製作総指揮]スティーブン・スピルバーグ
[製作]エド・マクドネルほか
[出演]シャイア・ラブーフ,ミシェル・モナハン,ビリー・ボブ・ソーントン,ロザリオ・ドーソン
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先日、ある小売業の方とお話をする機会があった。どのような小売業でも悩みの種は万引きだ。その防止のための談義をしていたとき防犯カメラの話になった。
その方曰く、設置はしているのだが如何せんモニターの前で一日見張っているわけにもいかない。盗られたあとに見返したって意味がない、とのこと。設置しても示威目的以外の活用が難しいという意味のことを言っていた。
何が言いたいのかというと、監視というのはすごくコストがかかるんだなあということ。たとえば『 善き人のためのソナタ 』で主人公は二交代制で対象を監視していた。『 ボーン・アルティメイタム 』でもジェイソン・ボーンを追跡するために防犯カメラをコントロールし追いつめていったのは相当な大人数だったし。
こういうコスト度外視の監視ができるのは今のところ警察・諜報・軍事の世界だけかもしれない。本作はweb上では監視社会という言葉とワンセットで紹介されていることが多く、そんなことを考えながら鑑賞に出かけたのであった。
『私がクマにキレた理由(わけ)』 [movie]
●上映時間:106分
●配給:2007米/ショウゲート
●スタッフ&キャスト:
[監督][脚本]シャリ・スプリンガー・バーマン,ロバート・プルチーニ
[出演]スカーレット・ヨハンソン,ローラ・リニー,アリシア・キーズ,クリス・エバンス
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以前、川崎のTOHOシネマズで『
子ぎつねヘレン
』を鑑賞したとき開映時間が08:40だったことがある。8時40分だよ、会社の始業時間より早いやん。早起きは苦ではないのでまったくかまわないんだけど。あにはからんや、200人規模の劇場に観客は当方を含めて5-6人。
本作も市川コルトンプラザのTOHOシネマズで09:20開映。プレミア・スクリーンだったが通常料金で観られたので、早起きは三文の得状態なのであった。
【あらすじ】
無事に大学を卒業したものの、人生の方向性を決められない21歳のアニー(スカーレット・ヨハンソン)。就職活動も上手く行かず、公園で途方に暮れていた彼女は、1人の少年を事故から救う。少年の母親ミセスX(ローラ・リニー)に名前を聞かれ「アニー」と答えたところ、彼女は「ナニー(子守り兼教育係)」とカン違い。こうしてひょんなことからX家の“ナニー”となったアニーは、5歳の息子グレイヤーに振り回されながら、アッパー・イーストの超高級アパートに暮らすX家の生活を観察し始める。
あらすじにあるように、原題は"Nanny Diaries" 。Nannyとは「住み込みまたは通いのベビーシッター(兼家庭教師)」のこと。ナニー役を演じるスカーレット・ヨハンソンはいつもの勝ち気な役回りと異なり、就職を目前にしてモラトリアム期間を得ようとする若者役。うーん、そういう役には少しマッチしないと思ってしまった。
全体の枠組みは人類学を履修していたアニーの視点でマンハッタンに暮らす人々の"階級社会"を皮肉っぽく描き出すというもの。このあたりの笑いのツボが、知識のない当方には???だった。
きっと、米国人には「そうそう!」って感じでうけるんだと思う。ストーリーも派手な展開があるわけではなく大きな起伏もない。エンタテインメントを求めて鑑賞すると肩透かし感は免れない。ただ、最後に語られる映画のテーマやミセスXが最後に選んだ道など観賞後に得られるある種の爽快感はいいものだと思う。
スカーレット・ヨハンソンは『 マッチポイント 』以降の出演作品をほとんどを鑑賞している。身長が163センチと女性としては決して低くない方だがやけに小さくみえるのはロー・ラ・リニーの背が高いからか。クリス・エバンスは『 セルラー 』や 『 ファンタスティック・フォー 』の軽薄男役と違いなかなか落ち着いた演技を見せていたのが意外。webの情報では見あたらなかったけどポール・ジアマッティも出演しているぞ。
『ゲット スマート』 [movie]
●上映時間:110分
●配給:2008米/ワーナー
●スタッフ&キャスト:
[監督][製作総指揮]ピーター・シーガル
[製作総指揮][出演]スティーブ・カレル
[出演]アン・ハサウェイ,ドウェイン・ジョンソン,アラン・アーキン,テレンス・スタンプ,ジェームズ・カーン,マシ・オカ
映画「ミッション:インポッシブル」シリーズはⅠがいちばん好きだ。元になったTV作品の雰囲気をもっとも残していると思う。あれ、当方は元になったTVシリーズは一作もみてないぞ ■━⊂( ・д・) 彡<ガッ ☆`Д´)ノ
『Genius Party BEYOND ジーニアス・パーティ・ビヨンド』 [movie]
●上映時間:85分
●配給:2008Beyond C.
●スタッフ&キャスト:
[監督]前田真宏,中澤一登,大平晋也,田中達之,森本晃司
[音楽]伊福部昭,野崎美波ほか
[声優]高乃麗,古田新太,鈴木晶子,佐野史郎,菅野よう子,江戸家小猫,高田聖子
川崎のシネマコンプレックス事情については再三にわたり申し述べている。三館(チネチッタ・TOHOシネマズ・109シネマズ)とも独自色を打ち出そうと必死にみえる。いずれも単館系の作品をまめに掛けてくれるところがうれしい。
その中でもTOHOシネマズはマニアックなのか地味なのかわからないアニメーションが掛かる場合がある。『 ストレンヂア -無皇刃譚- 』や本作の前作である『Genius Party ジーニアス・パーティ』もこのTOHOシネマズ・川崎で鑑賞していたのであった。
『僕らのミライへ逆回転』 [movie]
●上映時間:101分
●配給:2008米/東北新社
●スタッフ&キャスト:
[監督][製作][脚本]ミシェル・ゴンドリ
[撮影]エレン・クラス
[出演]ジャック・ブラック,モス・デフ,ダニー・グローバー,ミア・ファロー
VHSのビデオデッキを使わなくなって久しい。もともとテレビは見ないし、もしどうしても見たいという番組があればHDDレコーダで録画する。当初はなんて便利だと思っていたHDDレコーダだけどそれも最近は使っていない。DVDは液晶TVに接続しているMac miniをプレイヤー代わりで観る。今後、VHSのビデオデッキを使うことはないかもしれない。
『グーグーだって猫である』 [movie]
●上映時間:116分
●配給:2008アスミック・エース
●スタッフ&キャスト:
[監督][脚本]犬童一心
[原作]大島弓子
[音楽][主題歌]細野晴臣
[主題歌][出演]小泉今日子
[出演]上野樹里,加瀬亮,大島美幸,村上知子,黒沢かずこ,林直次郎,伊阪達也,小林亜星,松原智恵子
ペットは飼ったことがない。団地暮らしが長かったし、今もアパート暮らしで動物は飼えない。昨今の猫ブログブームの影響で『たわしねこ』や『ミルキク日記』、『そらとぶねこ』を買ったが、みるたびに猫かわいいなあと思う。でも、当方は鼻がいいほうなので猫のにおいとか気になるかもしれない。無臭だと言うけどね。あと、性格的にペットロスとかけっこうきてしまいそう。
2周年を迎えたユナイテッドシネマ豊洲に赴いて鑑賞した。2周年謝恩キャンペーンにつき1,000円で鑑賞できるということでネット予約したところ手数料が100円かかるのね...orz 座席の場所を自由に選べるからかなあとも思ったが、チネチッタや一部のTOHOシネマズでもできるので少しだけ納得いかない。まあ、100円だからいいかとも思うが。
『アイアンマン』 [movie]
上映時間:125分
配給:2008米/ソニー
スタッフ&キャスト:
[監督][製作総指揮]ジョン・ファブロー
[脚本]マーク・ファーガスほか
[出演]ロバート・ダウニー・ジュニア,テレンス・ハワード,ジェフ・ブリッジス,グウィネス・パルトロウ
再三にわたり申し上げている通り、当方は年間100本程度の映画を劇場で鑑賞するが、いわゆるパンフレットの類を購入するのは年に二,三回ほど。これ以上、部屋に紙が増えるのは困るからだ。いや、確かに髪は減ってきてはいるが、それは別の話だ。
自虐ネタはともかく。本作についてもパンフは購入しなかったのだが、どうやらそれにはアイアンマンのスペックが掲載されているらしい。同じ内容をwebで見っけたので確認してみよう。
- 「身長」 ──185センチ(スーツ装着時198センチ)
- 「体重」 ──102キロ(スーツ装着時192キロ)
- 「右アーム」 ──対戦車ミサイル搭載
- 「両手」 ──リパルサー光線(破壊力を持つ特殊なレーザー誘導粒子線)放出装置
- 「足」 ──超小型ジェット機能搭載、飛行速度マッハ8
- 「スーツのパワー」 ──3トンのものを持ち上げる怪力
当方が注目したのはマッハ8の飛行能力だ。
『落下の王国』 [movie]
『ウォンテッド』 [movie]
●上映時間:110分 R-15
●配給:2008米/東宝東和
●スタッフ&キャスト:
[監督]ティムール・ベクマンベトフ
[原作]マーク・ミラー,J・G・ジョーンズ
[出演]ジェームズ・マカボイ,アンジェリーナ・ジョリー,モーガン・フリーマン
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ある程度、映画館で映画をご覧になっている方は本作の予告編をご覧になっているはず。見ているとそこはかとなく伝わってくるのが、ああ、これアンジェリーナ・ジョリーが主演じゃないなってこと。観客への誘導感が見え見えなのだ。
もちろん、そういう予告編が悪いとは言っていない。観客集めに映画配給会社だって必死なわけだし。東宝東和だし。そのあたりの裏を読むのも映画好きとしてのスキルとして必要なのだ。
ちなみに本作の監督は、あのロシアの『マトリックス』と言われた『ナイト・ウォッチ』を監督した人。鑑賞中、ああ、なるほど、確かに演出は似ているなあと思った次第。当方の『ナイトウォッチ』の評価は実はそれほど高くなく(偉そうですまない)、2作目の『デイ・ウォッチ』はスルーしてしまった。なので正直なところ、それほど期待せずに鑑賞に向かったのであった。
『放送禁止 劇場版 密着68日復讐執行人 』 [movie]
●上映時間:105分
●配給:2008ジョリー・ロジャー=ポニーキャニオン
●スタッフ&キャスト: [監督][企画][脚本]長江俊和
豊洲は何回か降りたことがあったのだけれど、その時々で観たい映画がなかったからだろう、2周年を迎えたユナイテッドシネマ豊洲で初めての鑑賞と相成った。というか、近隣にはないのでユナイテッドシネマ自体が初めてだ。
お約束なのでメンバーズカードにも作り、次回は1本タダで観られる。とはいえ豊洲も直線距離は近いのに電車で行こうとするとやたら大回りになるという場所。今回も、例によって途中から都営バスを使いショートカットする羽目となる。
『いま ここにある風景』 [movie]
●上映時間:87分
●配給:2006カナダ/カフェグルーヴ=ムヴィオラ
●スタッフ&キャスト:
[監督][製作]ジェニファー・バイチウォル
[製作]ニック・ド・パンシェほか
[撮影]ピーター・メトラー
[編集]ローランド・シュリンメ
[出演]エドワード・バーティンスキー
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ビールが大好きだ。冬でもビールだし夏場ならなおさらだ。なので毎週木曜日の資源ゴミを出す日は少しはずかしい。ビールの缶ばかりだからだ。さて最近はその缶ゴミ、自治体が収集しに来る前にどこぞのおじさんが回収して行ってしまう模様。最近の原材料費の値上がりでひと昔前の相場より高く売れるんだろうと思う。その行く先の一つは、今回鑑賞した映画の舞台になっている中国に違いないと推測している。
『ハンコック』 [movie]
●上映時間:92分
●配給:2008米/ソニー
●スタッフ&キャスト:
[監督]ピーター・バーグ
[脚本]ビンセント・ノー,ビンス・ギリガン
[製作][出演]ウィル・スミス
[出演]シャーリーズ・セロン,ジェイソン・ベイトマン
今をときめくハリウッドスターのウィル・スミスは当方と同学年。聞くところによると彼の2007~8年にかけて稼いだ出演料は8000万ドル(推定)。1ドル100円として80億円。税金で半分持って行かれるとして40億円。月割りにすると3億3千万円だ。月収3億円だよ。毎月、年末ジャンボ宝くじに当たっているようなもんだ。いったい何に使っているんだろう。想像もつかない世界だね。
ストーリー
圧倒的なパワーで人々を救うスーパーヒーローのハンコックは、暴走しすぎて市民から大ブーイングを受けてしまう。そんなある日、ハンコックは偶然にも命を救ったPRマンのレイの提案で“皆から愛されるヒーロー”を目指すことになるが……。監督は「キングダム/見えざる敵」のピーター・バーグ。共演にシャーリーズ・セロン、ジェイソン・ベイトマンほか。
のっけから全然関係ない話で恐縮だが、不死の男というとバリー・サドラー『永遠の傭兵』(東京創元社・品切れ)を思い出す。十字架上のイエスに槍を突き上げた主人公が罰として死ぬことのできない身体にされてしまい、永遠に戦い続ける運命を背負わされる、てな話だ。ペーパーバック・ヒーローという、アメリカのB級作品のさわりを集めたシリーズで、古本屋さんで見かけたらゲットしてください。
閑話休題。ハンコックもまた(ほぼ)死ねない体で空も飛ぶし弾丸も跳ね返してしまう不死身の男だ。そんなんじゃ確かに酒も呑まずにゃいられなかろうしやさぐれるわな。序盤のやさぐれ加減がなかなか味わい深く、このままストーリーが流れていくかと思えばさにあらず。途中から彼に助けられた広告マンがイメージ刷新作戦を開始。そのあたりもなかなかおもしろい。
問題は後半以降、ネタバレになってしまうから詳しくは書かないけど、なんでそうなるの、というストーリー運びとなる。当方としては、やさぐれヒーロー→広告マンとの友情→正統派ヒーローへ、みたいなストーリーを期待していたので、実際にはなんかがちゃがちゃした筋運びは少しばかり残念。もちろん、映画の日にでろーっとして観るにはいいんだけどね。
『デトロイト・メタル・シティ』 [movie]
『ベガスの恋に勝つルール』 [movie]
『ダークナイト』 [movie]
●上映時間:152分
●配給:2008米/ワーナー
●スタッフ&キャスト:
[監督][脚本]クリストファー・ノーラン
[出演]クリスチャン・ベール,ヒース・レジャー,マイケル・ケイン,アーロン・エッカート,マギー・ギレンホール,ゲイリー・オールドマン,モーガン・フリーマン
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今年は劇場での映画鑑賞の本数が減少傾向にある。読書に忙しいという要因もあるが、「これはどうかなあ」という映画は観なくなったのが主要因だ。大体が観る前からこのくらいのおもしろさだろうと思っていると、ほんとにそのくらいのおもしろさだったりする。それって観ても観なくてもいっしょやん。
だからといって高を括っていると意外におもしろいものを見逃したりするから油断がならない。量を観て質がいいものがあったらいい、という下手な鉄砲も式理論。もちろん、ものすごく期待して鑑賞したらダメダメだった、というのもある。映画鑑賞とはむずかしいものだ。
本作はものすごく期待して鑑賞したら期待以上におもしろかったという稀有な作品。2008年のナンバーワン決定としてもいいかもしれない。期待していた方はもう鑑賞済みだろうし、気になるけどちょっとどうかなあ、という方にはお薦めできる力作だ。
『ハプニング』 [movie]
●上映時間:91分・PG-12
●配給:2008米/FOX
●スタッフ&キャスト:
[監督][製作][脚本]M・ナイト・シャマラン
[出演]マーク・ウォールバーグ,ズーイー・デシャネル,ジョン・レグイザモ,スペンサー・ブレスリン,ベティ・バックリー
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M・ナイト・シャマラン監督の作品は毀誉褒貶激しいけど当方の好きな監督ではある。人を騙してやろう、という気概と洒落っ気が好きなのだ。だから、『レディ・イン・ザ・ウォーター』は、嫌いではないけど失敗作だと思っている。
『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』 [movie]
●上映時間:121分
●配給:2008ワーナー
●スタッフ&キャスト:
[監督]押井守
[原作]森博嗣
[製作]奥田誠治 石川光久
[脚本]伊藤ちひろ
[音楽]川井憲次
[声優]菊地凛子,加瀬亮,栗山千明,谷原章介
【ストーリー】
思春期の姿のまま永遠に生き続ける子供“キルドレ”が兵士として参加する戦争が、ショーとしてテレビ中継される世界。キルドレのユーイチは、とある基地に戦闘機パイロットとして配属され、女性司令官のスイトと出会う。
『スターシップ・トゥルーパーズ3』 [movie]
●上映時間:105分・R-15
●配給:2008米/ソニー
●スタッフ&キャスト:
[監督][脚本]エド・ニューマイヤー
[原作]ロバート・A・ハインライン
[製作総指揮]ポール・バーホーベン
[出演]キャスパー・バン・ディーン,ジョリーン・ブラロック,ボリス・コドジョー
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さてさて、やっとのことで本作を鑑賞することになった。小さめの劇場とはいえ観客がそこそこ入っているのに驚く。ほとんどが男性なのは当然として、当方の横にカップルが座ったのにも驚く。どっちが誘ったんだか知らないけどデートには明らかに適さないと思うぞ。
『旅するジーンズと19歳の旅立ち』 [movie]
●上映時間:119分
●配給:2008米/ワーナー
●スタッフ&キャスト:
[監督]サナー・ハムリ
[脚本]エリザベス・チャンドラー
[出演]アンバー・タンブリン,アメリカ・フェレーラ,ブレイク・ライブリー,アレクシス・ブレーデル
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今日は何の日? 109シネマズの日、ということで行ってまいりました。日曜日ということで窓口は大混雑。いつもなら空いているネット販売用端末にも長蛇の列で困ったものである。たぶん、お子様向けとかの人が多いんだろうなあ、夏休みだし。