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『地球が静止する日』 [movie]

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●上映時間:未定
●配給:2008米/FOX
●スタッフ&キャスト:
[監督]スコット・デリクソン
[出演]キアヌ・リーブス,ジェニファー・コネリー,ジェイデン・スミス,キャシー・ベイツ

映画の感想を書くのって当然のことながら難しい。自分だけ読む、ってのなら話は簡単だが、blogにエントリするってことになるとそれなりに制約はあると思う。自分なりに気をつけているのは、ネタバレはしないということと極端な酷評はしないということ。つまんなかったら酷評もいいじゃないかとも思うが、基本的にはどの映画にもおもしろいところを発見しようと思っている。制作した人たちだって一所懸命につくっているんだし。

あと、映画の好き嫌いって本当に個人的だしね。当方がこきおろしたってある人にとっては珠玉の名作、ってこともあるだろう。映画感想のblogがこれほど書かれているのは、そんなそれぞれの目線の違いのおもしろさがあるから、とも思う。


ストーリー
ある任務を遂行するために地球に降り立った宇宙からの使者クラトゥ(キアヌ・リーブス)。 政府や科学者たちが謎に包まれた彼の存在とその真意を解き明かそうと奔走する中、ある女性(ジェニファー・コネリー)と幼い義理の息子は、クラトゥのミッションに巻き込まれていく。そして二人は<地球史上最大の危機>が、今まさに訪れようとしていることに気づくのだった...


やけに長く思わせぶりな前振りだったが、結論から申し上げると今年はほとんどなかった久々の金返せ映画でありました。うむ。どんなところがまずかったのだろう。まず、地球外生命体がやってきて、人類の凶暴性の度合いをみて抹殺するか否かを判断しようというストーリー。使い古されたものだけに相当な工夫がないと鑑賞者を引っ張っていけない。

本作ではそのための工夫がいささか足りないんだと思う。もともとリメイクだし。あるいは、地球外生命体がその判断を下すための人類の有り様を描くドラマでもなかった。おおかたのハリウッド映画がそうであるように、一応のハッピーエンドを迎えるのだが、クラトゥが判断するサンプルが義理の母子の一組だけってのはちょっと母数が足りないんでは、とつっこみを入れたくなってしまう。

特に伏線も山場もなく平坦に流れるストーリーもよろしくないし、魅力的な登場人物(国防長官役のキャシー・ベイツとか)もいるが人間像の掘り下げが浅いのも致命的。

うわ。ここまで読み返すとえらく酷評している。たまにはしょうがないか。キアヌ・リーブスやジェニファー・コネリーのファンにもなかなかお奨めしにくい作品だと思う。いや、ほんとうに酷評だ、すまない。


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