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『ターミネーター4』 [movie]

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上映時間:114分
配給:2009米/ソニー
スタッフ&キャスト:
[監督]マックジー
[脚本]マイケル・フェリスほか
[出演]クリスチャン・ベール,サム・ワーシントン,アントン・エルチン,ブライス・ダラス・ハワード,ヘレナ・ボナム=カーター

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第一作目の『 ターミネーター 』は高校時代に友人のMと鑑賞しに行ったことを覚えている。その後Mはアーノルド・シュワルツェネッガーの肉体美に惚れ込んで自宅にベンチプレスを買い込みトレーニングを開始、見事な筋肉を披露してくれたものだ。元気だろうか、M。


[ストーリー]
2018年、軍事コンピューター、スカイネット率いる機械軍と人類の戦いは最後の時を迎えつつあった。レジスタンスのリーダー、ジョンは記憶喪失のマーカスという男と出会い、2人はスカイネットの活動の核心に迫ってゆく。


原題は"TERMINATOR SALVATION"。salvationは救済とか救助などの意味だが、キリスト教では救いとか救世主とかの意味もある。このあたりは肌合いが分からないけど。

閑話休題。当方が思うに、「ターミネーター」の物語は強い男の物語ではなく、強い女の物語なのだと思う。第一作目で追われて逃げるだけの弱々しいサラ・コナーはラストでは強くなる予兆があり、第二作目では銃器を軽々と操る筋肉質の女性に変貌。これって、ジェームズ・キャメロンの憧れなんだろうか。『 アビス 』でも『 エイリアン2 』でも同監督の作品はいずれも鼻っ柱の強い女性が描かれている。

だから、第三作目以降のターミネーターの物語は、実は同じことを語っているようでまったく違う話となっている。本作もターミネーター4という異なった物語を鑑賞するつもりで行った。そんなスタンスで鑑賞すると実に良くできたSFアクション映画だと思う。とにかく息をつかせぬアクションの連続やバイク型ターミネーターなどのガジェットは秀逸だ。

ストーリーの舞台はすべて「審判の日」以降の未来が描かれており、その世界観はフィリップ・K・ディック描くところの終末後のそれに似通ったものだ。いわゆるシミュラクラが登場するところも脚本が大いに影響を受けているところだと思う。

ターミネーター・シリーズの世界観を同一にした異なった物語としては非常に良くできているしお奨めして問題ないSFアクション作品だ。特にサム・ワーシントンの存在感はクリスチャン・ベールを食っていたと断言しよう。蛇足だけど、ブライス・ダラス・ハワード、なんであんなにふくよかになってしまったんでしょう。『 ヴィレッジ 』や『 マンダレイ 』のころが信じられないっす。


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『ハゲタカ』 [movie]

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上映時間:134分
配給:2009東宝
スタッフ&キャスト:
[監督]大友啓史
[原作]真山仁
[脚本]林宏司
[音楽]佐藤直紀
[出演]大森南朋,玉山鉄二,栗山千明,高良健吾,遠藤憲一,松田龍平,中尾彬,柴田恭兵

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2月21日にエントリした"映画にエキストラ出演してきた"で出演してきた映画は実はこの『ハゲタカ』。結論を申し述べよう。当方の出演は約0.1秒ほど(´・ω・`) 当人でなければ当方とわからない出演時間だ。柴田恭兵との初共演は夢と終わったのであった...


[ストーリー]
“ハゲタカ”の異名を持つ敏腕ファンドマネージャー、鷲津のもとに、中国系ファンドが企む日本有数の大手自動車会社の買収を阻止せよという依頼が舞い込む。


因みに当方の0.1秒の出演シーンは、本編開始後約13分後にアカマ自動車の古谷社長(遠藤憲一)と芝野役員(柴田恭兵)がオフィスを歩いているシーンだ。半日以上かかったシーン自体が数十秒しか映画に使われていなかったというのもある意味ショックだったが。

まあ、それはいい。肝心の映画自体のハナシだ。まず、NHKで放映されていたテレビ版を知らないとおもしろさは削がれるかもしれない。当方はテレビ版を見ていないのでよくわからないが、そういう雰囲気はある。

赤いハゲタカ(玉山鉄二)がアカマ自動車を攻略するにあたって同社の期間工を籠絡するエピソードがよくわからない。なんでそんなことするのか。いや、ようするにそういうことでしょ、というのはわかるが、全体に与えるインパクトって少なそうだ。期間工役の高良健吾っていま売り出し中らしいけど。よくわからないけど。

あと、鷲津ファンドの連中の行動というか演技もよくわからない。これは演出の問題だな。終盤でとある企業の株を売りまくるシーンなんか、それでいいの、という感じだ。

正直なところ、ストーリーとしては1時間程度で纏められそうなところをサイドストーリーで134分にしている傾向がみられるということだ。

うーん。酷評になっているようだ。とはいえ、当方としては赤いハゲタカ・劉一華を演じる玉山鉄二は良い演技をしているように思う。底を見させない。ほんとは大根なのかもしれないけど、でも存在感は逸品だ。

トータルとしては、テレビ版のファンおよび玉山鉄二ファン、そして栗山千明ファンは鑑賞して損はないのかもしれない。当方? いや、エキストラ出演していなかったら観なかったかも...


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『お買い物中毒な私!』 [movie]

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上映時間105分
配給2009米/ディズニー スタジオ
スタッフ&キャスト
[監督]P・J・ホーガン
[原作]ソフィー・キンセラ
[製作]ジェリー・ブラッカイマー
[脚本]トレイシー・ジャクソンほか
[出演]アイラ・フィッシャー,ヒュー・ダンシー,ジョーン・キューザック,ジョン・グッドマン

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何を隠そうお買い物中毒である。弊blogを定期的に読んでいただいている方ならおわかりのようにデジタルグッズは見境なく買う傾向にある。しかしながら近年は身近に溢れかえるモノに嫌気がさしているのも事実。お買い物中毒になるには整理整頓が好きでなければならないと思う今日この頃だ。


[ストーリー]
園芸誌の編集部で働きながら、一流ファッション誌の記者を夢見るレベッカのストレス解消法は買い物。ところがカード限度額を超えて人生を見直すことにした彼女は経済誌の編集部へ転職し、そこで思いもよらぬチャンスが訪れる。


という、これまたどうってことのない映画ではある。ただし、このどうってことのない映画に得も言われぬ奥行きを与えるのがハリウッドの凄みであるのだと思う。

お話自体は「うまく行きすぎだよ」と突っ込んでなんら問題のないものだが、きちんとテーマを持ったうえで、主人公の成長物語にしているところがいい。

そして寓意というか風刺というか、現代社会に対してチクリとやるところなんかも観ていて爽快な部分がある。決して俳優たちの人気だけに頼ったそんじょそこいらの邦画とは違うのだと言いたい。

間違いなく一定程度を楽しませるために作られた映画であるとはいえるのだが、そこに制作者や俳優陣が賭ける心意気は決してヤワではないと思う。別にお奨めするような映画じゃないけれど気になった方は観てもいいと思う。

ジョン・キューザックのお姉さんであるジョーン・キューザックの映画を初めて観た。主人公のお父さん役の膨れたおじさんをどっかでみたことがあると思ったら『 スピード・レーサー 』のお父さんでした。


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『スター・トレック』 [movie]

上映時間:126分
配給:2009米/パラマウント
スタッフ&キャスト:
[監督][製作]J・J・エイブラムス
[出演]クリス・パイン,ザッカリー・クイント,ゾーイ・サルダナ,カール・アーバン,サイモン・ペッグ,エリック・バナ,ウィノナ・ライダー

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スター・トレック・シリーズは当方よりもう少し上の世代にうけていたものだと思う。当方はこのシリーズに思い入れは全くない。テレビドラマ版は一度も見たことがないし映画版も第二作当たりを観た覚えはあるが、何しろ中学生くらいの時だからまったく覚えていない。


ストーリー
惑星連邦軍の士官候補生ジェームズ・T・カークは惑星連邦軍戦艦・USSエンタープライズのクルーとして宇宙へ旅立つ。ところがトラブル続きで、クルー仲間のスポックから反感を買い、船から追い出されてしまう。


という若き日のカーク船長を主人公にした「スター・トレック・ビギニング」とでも言うべき作品。とはいえ初心者向けと言うわけではなく、やはり基本的な世界観がわからなくて少しばかり戸惑うところはある。このあたりはトレッキーたちに気をつかったのかもしれない。

それはそれでいいんだけど、ストーリーがいささか行き当たりばったりすぎやしないかい、というのが正直なところ。バイクでシャトルに乗り付けたカークがいきなり士官学校に行ったりとか、試験でズルをして停学中なのに無理やりエンタープライズ号に乗り込んでしまうとか。

そもそもカークを演ずるクリス・バインはなかなかよい演技しているとは思うが、なんとなくの印象ではカーク船長はもう少し思慮深い人物のような気がするし。やんちゃぶりがそぐわないような気がする。

アイデアの重要な核であるタイムスリップにしても、なんか無理がある。というかわかりづらい。もう少し話を整理してくれたっていいのに、と思う。

現代のCGで生まれ変わったスター・トレックだが、人間ドラマとしては泣かせどころがないことも含めてもう少し工夫があってもよかったのでは、と思った。能天気にスペースオペラを楽しみたい人向けかな。

そういえば、あのウィノナ・ライダーが出演しているんだけど誰の役だったんだろう? カークのお母さん役かスポックのお母さん役かどっちかなんだろうけど。エリック・バナの変貌ぶりにはワロタ。


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『セブンティーン・アゲイン』 [movie]

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上映時間100分 配給2009米/ワーナー
スタッフ&キャスト
[監督]バー・スティアーズ
[脚本]ジェイソン・フィラルディ
[出演]ザック・エフロン,レスリー・マン,マシュー・ペリー,トーマス・レノン,ミシェル・トラクテンバーグ

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最寄り駅に程近い映画館に初めて足を運ぶ。どうってことないだろうとバカにしていたが、職場の後輩が「TOHOシネマズよりいいですよ」と言っていたので騙されたつもりになって行ったところ確かにいい。スクリーンは大きいし人は少ないしプレミアムモルツの生ビールは350円だし金土だけだがレイトショーは1,000円だし。

スタンプカードを見せれば1,200円で入れる。たまに(時期は遅くなるが)ミニシアター系の映画もかかるし意外とお得かも。なにしろ歩いて帰れるのが素晴らしい。

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[ストーリー]
大学バスケのスカウトを断ったのを機に、仕事も家庭もダメダメな中年となってしまったマイク。ところがある日、不思議なことにそんな彼の外見が17歳へと逆戻り。人生をリセットしようと、再び高校に通い始める。

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という、内容的にはどうってことないストーリーなんだがこれがまた意外におもしろい。基本的にアプローチが生真面目。当方ならあんなことやこんなことや、と妄想にかられるようなシチュエーションだが、ザック・エフロンになっても主人公は生真面目な父であり夫だからだ。

そこに今まで知らなかった息子や娘の現状や妻の本音を聞くにつけ昔日の自分を取り戻していく主人公。大げさでもなくおしつけがましくもない筋運びが好もしい。そういえば当方はコメディとして観て、笑うところもあったが他のお客さんは無反応。まあ、いいんだけど。

もちろん、10年20年後に名作として残るような作品ではないだろう。でも、映画ってこういう楽しみ方のためにもあるものだと思う。ザック・エフロンのファンはもう観ているだろうが疲れた中年男性にもお奨めできる。


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『スラムドッグ$ミリオネア』 [movie]

●上映時間:120分・PG-12
●配給:2008米、英/ギャガ ●スタッフ&キャスト:
[監督]ダニー・ボイル
[原作]ビカス・スワラップ
[脚本]サイモン・ボーフォイ
[出演]デブ・パテル,フリーダ・ピント,イルファン・カーン

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なんと2ヶ月ぶりの映画館での映画鑑賞。3月は引っ越しなどで忙しく、4月は慣れない仕事でそれどころではなかったとはいえ本当に久しぶりだ。やっと還ってきた、という感慨があるのだよ。


[ストーリー]
巨額の賞金が懸かった人気クイズ番組に出場したスラム街出身の少年ジャマールが、周囲の予想に反して正解を連発。あと1問を残したところで不正を疑われて警察に拘束された彼は、自らの過酷な生い立ちを明かしていく。

2ヶ月ぶりの復帰で鑑賞したのが本作であったことは何か特別なことのように思える。そう、それくらいおもしろかった。たいして鑑賞していないけど間違いなく上半期のベスト。上映期間はところによってはあと一週間くらいだから、興味のある人は四の五の言わず映画館へ走れ。と、これで終わってもいいんだけど、念のためどうおもしろかったか自分を分析してみる。

まず、よくこんなヘンなストーリーを思いついたもんだということ。詳しく言ってしまうとネタバレになってしまうのでぼやかすと、奇想、という言葉がぴったり来るストーリーだと思う。これまでにあったようでなかったアイデアだ。ちなみに原作があって"Q&A"というタイトルだが、おそらく邦訳はない(5月19日訂正。 ぼくと1ルピーの神様 』のタイトルで邦訳がありました )。

その一方で、古典的なア・ボーイ・ミーツ・ア・ガールの筋立てになっていることも好もしい。もちろん、あり得ない状況ではあるんだけど、それでもうれしくなるような造りをしている。挿入される音楽も、サントラ買おうかな、と思わせるくらいいい感じだ。

そして、最初は悲惨そうなシークエンスの連続で辟易していたが、そこかしこにみられるユーモアに救われる。観客は当方以外はくすりとも笑っていなかったんだけど。

とにかく何度も言うけど、気になっていてまだ鑑賞していない方は映画館に走ってくれ。当方が保証するから。いや、もちろんおもしろくなくても何にも出ないんだけどね。 


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『パッセンジャーズ』 [movie]

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●上映時間:93分
●配給:2008米/ショウゲート
●スタッフ&キャスト:
[監督]ロドリゴ・ガルシア
[脚本]ロニー・クリステンセン
[出演]アン・ハサウェイ,パトリック・ウィルソン,デビッド・モース,アンドレ・ブラウアー


【ストーリー】
飛行機墜落の大惨事で男女5人の乗客が奇跡的に生き残り、セラピストのクレアが彼らと対話することに。しかし5人は次々と姿を消していき、不審を抱いたクレアは航空会社の人間につきまとわれるようになる。


この手のサスペンス映画は好きだし、アン・ハサウェイが好きなので鑑賞に赴く。結論から申し述べると当方にとっては期待が外れたと言うところだ。

わりと平板な筋立てになっているというか、ハラハラドキドキ感がない。謎の提出の仕方も、それって謎なの、という感じであまりうまくない。次々と姿を消す乗客たちってあるけど、観ている間はそんなに気にならないくらい平板。

一応、どんでん返し映画なのだが、どんでん返しに至るまでの伏線がほとんどないのが辛い。そのどんでん返しもこの作品とか この作品で使われたタネと一緒だから新味はない。

とはいえ、アン・ハサウェイはなかなかの演技で、彼女の演技を観るだけでも千数百円の価値はある。ファンの方は是非に、と言っておこう。


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『アンダーワールド ビギンズ』 [movie]

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●上映時間:約90分・R-15
●配給:2009米/ソニー
●スタッフ&キャスト:
[監督]パトリック・タトポロス
[原案][製作]レン・ワイズマン
[原案][脚本]ダニー・マクブライド
[出演]マイケル・シーン,ビル・ナイ,ローナ・ミトラ,スティーブン・マッキントッシュ

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アンダーワールド 』はDVDで鑑賞したんだけど、実はあまりおもしろくなかった記憶がある。そのくせ『 アンダーワールド 2 エボリューション 』は劇場まで観に行った。今となっては内容はほとんど覚えていない。じゃあ、なんで本作を観るんだ、と言われそうだが。


【ストーリー】
狼男族がヴァンパイア族の奴隷だったはるか昔。ヴァンパイア族の長老ビクターの娘ソーニャは、狼男族のルシアンと許されない恋に落ちる。種族を超えた2人の愛は世界中を巻き込む大きな戦いへの引き金となってしまう。


全編を通じてほとんど陽の当たる映像はない。当たり前だ、登場人物の多くが吸血鬼なんだから。なのでマイケル・シーンやローナ・ミトラの顔がよくわからないのが困りもの。

筋立ては、要するに吸血鬼と狼男版『ロミオとジュリエット』。物語の構造は一般的なのでそういう意味では安心して観ていられるもの。

だから、意外な結末などないしただ単に暇つぶしをするための映画といってしまうと身も蓋もないんだが、実際その通りなんだからしょうがない。無理して観に行くような映画ではないと思うところはある。

前2作がおもしろかった人にはお奨めしてもいいかもしれない。前述したように、前2作の内容を忘れてしまっている当方には評価が難しい作品でありんした。


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『DRAGONBALL EVOLUTION』 [movie]

●上映時間:87分
●配給:2009米/FOX
●スタッフ&キャスト:
[監督]ジェームズ・ウォン
[原作][製作総指揮]鳥山明
[脚本]ベン・ラムジー
[主題歌]浜崎あゆみ
[出演]ジャスティン・チャットウィン,エミー・ロッサム,ジェイミーチャン,チョウ・ユンファ

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当方は「Dr.スランプ」はまさにリアルタイムに読んでいた世代だが、「ドラゴンボール」はじっくり読んでいない。そんな世代の言うこととして参照されたし。


【ストーリー】
7個すべてを揃えた者の願いを叶えるという玉、ドラゴンボール。それを世界征服を企むピッコロ大魔王よりも先に集めようと旅に出た孫悟空は、その途中で出会った亀仙人のもとで厳しい武術の修行を積む事に。


と、こういったストーリーなんだが、なんかずっこけているんだよなあ。ピッコロ大魔王が大暴れしてから2000年後の話なんだが、2000年の時は何だったんだろうというくらいほとんど現代社会のような時代背景に戸惑う。

悟空は高校生なんだが家を破壊されおじいさんを殺されるとあっさりドラゴンボール探索の旅に出てしまう。そんなん簡単なのか、という感じ。

まあ、その後の展開も行き当たりばったりというか無茶苦茶というか。『 ドラゴンボール 』が原作だという期待感はなかったのだが、それでも脚本の弱さはいかんともしがたいと思った。

まちがっても人にお奨めできる要素は少ない作品だなあ。会社の人に『ヤッターマン』とどっちがいいかと訊かれたが、あえていうなら『ヤッターマン』と答えておきますた。

あ、エミー・ロッサムはかわいいと思います。『 ポセイドン 』に出ていますね。あの映画も正直イマイチだったんだけどね。


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『ホノカアボーイ』 [movie]

●上映時間:111分
●配給:2009東宝
●スタッフ&キャスト:
[監督]真田敦
[原作]吉田玲雄
[プロデューサ][脚本]高崎卓馬
[主題歌]小泉今日子
[出演]岡田将生,倍賞千恵子,長谷川潤,喜味こいし,正司照枝,松坂慶子,蒼井優,深津絵里

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別にその気はなかったのだが蒼井優さんが出演しているので鑑賞。このくらいなら言ってしまっていいと思うけど、彼女の出演時間は冒頭の10数分のみだった。まあいいや、かわいいから。

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【ストーリー】
恋人に振られた大学生のレオは、かつて美しい虹を求めてたどり着いたハワイ北部の町ホノカアを再訪する。そこの映画館で働くことになった彼は、個性豊かな住民との触れ合いに心地よい温もりを覚える。

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たぶんそれほどたいしたもんじゃないんだろうという予想を裏切り、当方にとっては良い映画だった。どこが良かったんだろう。まず映し出される風景に透明感があること。写し方なのか、あるいは本当にそんな風景なんだろうか。本当にそうなら、ホノカアは行ってみたいぞ。

変にべたべたしていない人間関係とか、それでも今の時代にはなくなってしまった人間関係が仄見えるところがいい。「つかず離れず」という言葉を沢村貞子が使っていたけど、そんな感じ。

ストーリーらしいストーリーはないし、主人公とホノカアの人々の日常を描いているだけの映画。それでも、観て良かったと思えるのは倍賞千恵子の存在感と岡田将生のさわやかな演技に負うところが大きい。

いや、喜味こいしも正司照枝もよかったと断言しておこう。うん、なんかお奨めするのは気恥ずかしいのだが、その気があったら観てほしい映画だと思うぞ。


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『ヤッターマン』 [movie]

●上映時間:未定
●配給:2009日活=松竹
●スタッフ&キャスト:
[監督]三池崇史
[脚本]十川誠志
[撮影]山本英夫
[音楽]藤原いくろうほか
[出演]櫻井翔,福田沙紀,深田恭子,生瀬勝久,ケンドーコバヤシ,岡本杏理,阿部サダヲ

TVアニメ「 ヤッターマン 」はオリジナルにあたる1977年放映のものはリアルタイムにみていた。30年以上も前のものなんだな。マンネリの王道を行く作品だった。そんな郷愁もあり劇場に赴く。

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【ストーリー】
ヤッターマン1号・2号として、ドロンジョら悪漢トリオの悪企みの阻止に奔走するガンと愛。そんな彼らのもとに、伝説の秘宝を探して行方不明になった考古学者の父を探してほしいという娘が現れる。

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この手の昔のアニメを実写映画化した作品はたいていの場合つまらない場合が多いのだが、本作はそうでもなかったというのが意外。冒頭の戦闘シーンはアニメ版と異なる導入だが、以降は基本的にマンネリの王道を行く物語を踏襲する。

特筆すべきはやはり深田恭子なんだろう。存在感ということでは他を圧倒している。ドロンジョのコスチュームの似合い加減も抜群。

内容的には別段どうということはなく、マンネリを郷愁を以て生暖かく見守っていられるか否かで評価は変わると思う。当方は制作者たちのアニメ版に対する愛がほどほどに感じられて良いと思った。無理して劇場で鑑賞する必要はないと思うけど。


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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 [movie]

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●配給:2008米/ワーナー
●スタッフ&キャスト:[監督]デビッド・フィンチャー
[原作]F・スコット・フィッツジェラルド
[原案][脚本]エリック・ロス
[出演]ブラッド・ピット,ケイト・ブランシェット,タラジ・P・ヘンソン,ティルダ・スウィントン

■■■
デビッド・フィンチャーという映画監督に関する当方の記憶は曖昧模糊としていて、『 ゲーム 』を鑑賞して気に入り『 セブン 』や『 エイリアン3 』を観にいったとばかり思っていたら、調べると作順はその反対なのだな。うーむ、人の記憶の頼りにならないことよ...

そんな若年性アルツハイマーの当方だが、『 ゾディアック 』は正直なところイマイチだった記憶がある。本作も、題材が暗そうだしストーリーは決まり切ったものなんだろうと予想しスルーしようと思っていたのだが、スケジュールが嵌って鑑賞しに行くことに。


【ストーリー】
1918年、生まれつき年老いていた赤ん坊が黒人女性に拾われ、ベンジャミンと名付けられる。老人たちの養護施設で育てられた彼は、年を重ねるごとに若返り、デイジーという美少女と運命的にめぐり合う。


いや、驚いた。最近、これほど力強い物語性を持つ映画を鑑賞したのはひさしぶり。だってそうでしょう、年を重ねるごとに若返る人間の映画の結末なんてほとんど予測できる範囲内にしかない。

にもかかわらず、奇才デビッド・フィンチャーはある意味で奇手に打って出る。すなわち真っ向振りかぶっての直球ど真ん中だ。主人公ベンジャミンの生涯を過不足なく丹念に描いたこと。これが本作のすばらしいところだ。

実は、年を重ねるごとに若返っていく男、という設定以外にはほとんど奇をてらったところはなく、ある男の人生を描いているだけの物語。それなのに、これほど退屈せずにスクリーンを観続けずにはいられない不思議。

ドラマ性ということでは、もちろんベンジャミンとデイジーが年齢の交叉する一時の輝きのすばらしさ、というのはある。だけど、それは普通に年を取っていく我々だって一緒のことなんだ、と言っているようにも思える。

「人生とは何か」、「人と人との出会いとは何か」、「人が生まれ、生きて、老い、そして死ぬとはどういうことなのか」。そんなことを問わずにはいられない普遍性を持っていることに本作の充実があるのだと思う。

他の登場人物たち(ベンジャミンの養父母や船長、そして英国の婦人役のティルダ・スウィントン)の存在感もあり、3時間近い映画を退屈させない。老若男女を問わずに愉しめる映画としてお奨めしたい。

あ、鑑賞前の水分補給には気を遣ってください。当方はエンド・クレジット時に撃沈。急いで離脱してしまいました。167分はやっぱりきついです...orz


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『罪とか罰とか』 [movie]

●上映時間:110分
●配給:2008東京テアトル
●スタッフ&キャスト:
[監督][脚本]ケラリーノ・サンドロヴィッチ
[主題歌]Sowelu
[出演]成海璃子,永山絢斗,段田安則,犬山イヌコ,山崎一,奥菜恵,大倉孝二,安藤サクラ,串田和美,市川由衣,佐藤江梨子

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普段なら鑑賞しない類の映画ではあるが、年末年始に渋谷で映画鑑賞した際に予告編がやっていて、なんとはなしに興味を引かれた。映画の日ということもあり、まあ観てみようか、という気になる。


【ストーリー】

パッとしないグラビアアイドルのアヤメは、日頃のストレスから衝動的に雑誌を万引きしてしまう。警察署に連れて行かれた彼女は、なぜか一日署長に任命されたうえに、刑事である元彼の春樹と遭遇して困惑する。


ご存知、ケラリーノ・サンドロヴィッチはロシア生まれながら日本に帰化した映画監督、ではなく当方あたりの世代では有頂天のKERAという方がわかりやすいかも、の日本人。最近では『 時効警察 』の監督・脚本とかしてたんですね。知らんかった。

本作では、段田安則演じる"加瀬吾郎"なる人物のある日の朝から物語が始まるのだが、まずそこからして不条理感バリバリで予想を超えた出だしだ。

その後、成海璃子の独壇場になると思えば、様々な登場人物たちの行状がモザイクのように構成されていく。このあたりの構成の妙が本作のおもしろいところ。

そして、コメディとしては不条理ギャグというか、少し異次元チックな展開でこれまた予測を超えたもの。監督がマルクス兄弟やモンティ・パイソンが好き、というのがなんとなくわかるような作風だ。登場人物たちもどこかしらネジの抜けたような感じで、特に奥菜恵の怪演は特筆に値すると思う。

コージ苑 』とか 伝染(うつ)るんです。 』のような不条理ギャグが好きな人に合ってるかも。いや、想像した以上におもしろかったので当方としてはお奨めしたいのだった。


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『7つの贈り物』 [movie]

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●上映時間:123分
●配給:2008米/ソニー
●スタッフ&キャスト:
[監督]ガブリエレ・ムッチーノ
[脚本]グラント・ニーポート
[出演]ウィル・スミス,ロザリオ・ドーソン,ウディ・ハレルソン,バリー・ペッパー,マイケル・イーリー

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そんなわけで浜松のTOHOシネマズにおける、おそらく最初で最後の鑑賞。え? 転勤で来る可能性はないかって? イヤなこというなよ(笑)


【ストーリー】
見知らぬ7人の男女のリストを作り、彼らの人生を探る孤独な男ベン。暗い過去を引きずる彼は、7人にある“贈り物”を届けようとしていた。やがてベンが企てた計画の全貌と、その目的が明らかになっていく。


序盤は非常に謎めいた物語が語られていく。男は何を企んでいるのか。その行動の目的は何なのか。時折、男のたどってきた人生と思えるフラッシュバックも意味ありげ。映画の始まった時点ではそんなストーリーで引っ張っていくのかと思う。

しかし少し勘のいい人で且つ原題を覚えていたら映画の中盤に差し掛かる前の時点で結末まで察しがついてしまうかもしれない。実は当方そうだったので、そういう意味では驚きの少ない作品だった。

鑑賞しているあいだ、そういう結末でいいのか、と思っていたのだが、実際にそうだったので頭を抱えてしまう。社会的・倫理的・宗教的にみても、なかなかこういう結末って容認しがたい部分があると思う。

微妙に違うんだが、 とある作品(←若干ネタバレなのでクリックしないように)を思い起こした。いわゆる問題作であり結末に苦い思いをしたものだ。『 ハンコック 』と同じ俳優が演じた作品とは思えない、考えさせられる深い作品。うーん。でも当方としては、この結末はちょっと否定的かも。


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『少年メリケンサック』 [movie]

●上映時間:125分
●配給:2009東映
●スタッフ&キャスト:
[監督][原作][脚本]宮藤官九郎
[出演]宮崎あおい,佐藤浩市,木村祐一,田口トモロヲ,三宅弘城,ユースケ・サンタマリア,勝地涼,ピエール瀧

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普段なら決して鑑賞しないタイプの映画だが、何しろ宮崎あおいさんが出演してる。都営地下鉄ユーザーではあるが、会社に最寄りの駅は東京メトロの乗換駅でもあり、彼女のポスターには日々こころ癒されているから。


【ストーリー】
レコード会社に勤めるかんなは、ネットで少年メリケンサックというパンクバンドのライブ映像を発見。すぐに契約に向かう彼女だったが、現れたのは汚いオヤジたち。なんと、その動画は25年も昔のものだった!


さて、困った。どのように紹介しよう? ここでは冷静に、当方がどのように感じたかを第三者的な視点で俯瞰してみる手しかないか。まず物語の基軸が定まっていないという印象を持った。

  1. 25年後の今となってはへたくそとなってしまったパンクバンドと、結果として全国ライブツアーに出かけなくてはならなくなった女性の物語
  2. 全国ツアーを古びたバンで旅するロードムービーとしての物語
  3. バンドのメンバーであるギターとベースを演奏する兄弟二人の相克の物語
  4. 主人公の女性の恋愛と友情と成長を描く物語...

そのどれでもあるようでいてどれでもないという気もする。

それだけではなく全体としてこのバンドの歴史を回想する人物たちのモノローグがはさまったりするドキュメンタリ的な構成だとか、素材がてんこ盛りでどこを基軸に鑑賞したらいいのかよくわからなかったということ。

誰に感情移入していいのかわからないというのもあった。登場人物たちは誰もが根無し草のようにアイデンティティを失ったような人たちなんだが、この一連の動きの中でそれを取り戻していく、というのがテーマというわけでもない。当方は観賞後に晴れ晴れした気持ちにはならなかった。

宮崎あおいさんのファンにはお奨めしよう。やっぱり彼女は天才だ。それを観るためだけにお金を出す価値はあるかもしれないといえなくもないかもしれない。


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『ディファイアンス』 [movie]

●上映時間:136分
●配給:2008米/東宝東和
●スタッフ&キャスト:
[監督][製作][脚本]エドワード・ズウィック
[原作]ネカマ・テク
[脚本]クレイトン・フローマン
[出演]ダニエル・クレイグ,リーブ・シュライバー,ジェイミー・ベル

■■■
ベラルーシは東ヨーロッパの国家。ロシア、ウクライナ、ポーランド、リトアニア、ラトビアと国境を接する。首都はミンスク。


第2次大戦中に1200人のユダヤ人の命を救ったビエルスキ3兄弟の実話をダニエル・クレイグ主演で映画化。飢えや寒さに苦しみながら、ナチスへの抵抗を貫いた人々の壮絶な物語が描かれる。

【ストーリー】
1941年のベラルーシ。ナチスに両親を殺されたユダヤ人のトゥヴィアとその弟ズシュ、アザエルが森へ逃げ込む。やがて彼らは同じように逃亡中の多くのユダヤ人たちと合流し、森の中に共同体を築いていく。


本作のもっとも凄い点は状況をきれい事で済ませていないこと。ユダヤ人迫害ものにありがちな一方的な視点ではなく、人間の愚かさや恐ろしさを迫害するもの/されるもの双方で描いていることだ。

たとえば、序盤でダニエル・クレイグは両親や弟の殺害を指揮した警察署長に復讐を果たす。そのシークエンスは署長家族が4人で食卓を囲む姿で始まり、復讐は果たすものの観客はカタルシスを得られない苦いものとして描いている。そして、中盤でユダヤ人共同体に囚われた捕虜の運命なども、この映画のスタンスを如実にあらわしているといえる。

森へ逃げ込んだユダヤ人たちの共同体も、その運営は一枚岩というわけにはいかない。このあたりの人間の醜さに対するスタンスは『ブラインドネス』を思い出させる。過酷な冬越えもリアリティをもって描かれていて、ここまで春が来るのが待ち遠しい映画は初めて観たように思う。

つい最近、007シリーズで見かけたばかりのダニエル・クレイグ。本作ではうってかわって第二次大戦中の隠されたドラマの主人公を演じている。少し陰のある曲者を演じさせると、やはりうまいと思う。

実話の映画化はしかつめらしい仕上がりになってしまう場合が少なくないが、監督が『 ラスト サムライ 』や『 ブラッド・ダイヤモンド 』のエドワード・ズウィックということでエンタテインメント性もあり。

ダニエル・クレイグやリーブ・シュライバーがユダヤ人ぽく見えないところや、そのエンタテインメント性ゆえに重厚感にやや薄いところがあるが、当方としては是非お奨めしたい骨太の力作。


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『ヘブンズ・ドア』 [movie]

●上映時間:106分
●配給:2009アスミック・エース
●スタッフ&キャスト:
[監督]マイケル・アリアス
[脚本]大森美香
[音楽]Plaid
[主題歌]アンジェラ・アキ
[出演]長瀬智也,福田麻由子,長塚圭史,大倉孝二,三浦友和,田中泯,和田聰宏,黄川田将也,土屋アンナ,吉村由美

■■■
普段なら鑑賞しないカテゴリの作品ではあるが、劇場に赴いたのは監督が『 鉄コン筋クリート 』のマイケル・アリアスだったから。いや、すごいのなんのって、劇場で観て3D酔いになりかけた。 観賞後に原作を読んでみたが、忠実に映像化(原作も映像だけど)されていたように思う。

ちなみにマイケル・アリアス監督はマイケル・アリアスというペンネーム(?)の日本人だと思っていたら米国人。『 アビス 』のカメラアシスタントとして参加している。大学時代に日本語を習い、1991年の来日後、永住権も獲得しているとのこと。

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【ストーリー】
脳腫瘍で余命がわずかだと宣告された勝人は、病院で同じように長く生きられない少女・春海と出会う。海を見たことのない彼女を連れて、盗んだ車で旅に出る勝人。だが、その車には拳銃と大金が積まれており、何者かに追われるはめに。

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鑑賞前に知ったのだが、本作はドイツ映画『 ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 』のリメイク。リメイク元は未見だが、男二人が主人公のようで、本作では男と少女と変更されている。この時点で恋愛とか友情という要素は排除されちゃう。

そのせいかどうかわからないが、ロードムービーというよりは逃亡と追跡劇になってしまっているのが残念。追跡するものたちの設定にもリアリティが感じられず、病院のレモンのシーンにも象徴されるようにファンタジーとして鑑賞するのがいいのかもしれない。

作品としては少しばかり残念といわざるを得ないが、注目すべきは春海役の福田麻由子の熱演。きちんと女優さんしていると思ったぞ。


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『天使の眼、野獣の街』 [movie]

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●上映時間:90分
●配給:2007香/トルネード・フィルム
●スタッフ&キャスト:
[監督][脚本]ヤウ・ナイホイ
[製作]ジョニー・トーほか
[脚本]アウ・キンイー
[出演]レオン・カーファイ,サイモン・ヤム,ケイト・ツィ,ラム・シュー,マギー・シュウ,チョン・シウファイ

■■■
原則として水曜日は映画を観ないことにしている。そう、あの日だからだ。残念ながらマナーの良い人ばかりではなく、いや、むしろ悪い人たちが大挙して押し寄せてくる日なので敬遠しているのだ。今に劇場内で焼き肉を焼き出すんじゃないか、あの人たちは。

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『ララピポ』 [movie]

●上映時間:94分・R-15
●配給:2008日活
●スタッフ&キャスト:
[監督]宮野雅之
[原作]奥田英朗
[脚本]中島哲也
[音楽]笹本安詞
[主題歌]AI
[出演]成宮寛貴,村上知子,中村ゆり,吉村崇,皆川猿時,濱田マリ,渡辺哲,勝谷誠彦

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普段なら、このカテゴリの邦画は鑑賞しないのだが、前売り券が1,170円で入手できたので映画館へと赴いた。封切り初日の一回目9:15の回だったがお客さんは20人程度。266人シートのスクリーンだから、いかにも効率が悪いよなあ。

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『フェイクシティ ある男のルール』 [movie]

●上映時間:109分・PG-12
●配給:2008米/FOX
●スタッフ&キャスト:
[監督]デビッド・エアー
[原案][脚本]ジェイムズ・エルロイ
[脚本]カート・ウィマーほか
[出演]キアヌ・リーブス,フォレスト・ウィテカー,ヒュー・ローリー,クリス・エバンス

■■■
試写会はあまり好きではない。たいてい座高の高い人が前に座るからだ。会場の設備もそれほどいい場所ではない場合が多いので、それなら金を出して映画館で鑑賞した方がいいに決まっている。とはいえ会社の人から頂いたこともあり会社からも近かったので赴いたのだった。

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『エレジー』 [movie]

●上映時間:112分
●配給:2008米/ムービーアイ
●スタッフ&キャスト: [監督]イサベル・コイシェ
[原作]フィリップ・ロス
[脚本]ニコラス・メイヤー
[出演]ペネロペ・クルス,ベン・キングズレー,ピーター・サースガード,パトリシア・クラークソン,デニス・ホッパー,デボラ・ハリー

■■■
とにかく驚いたのが脚本のニコラス・メイヤー。まだ生きてたのか!(失礼) 1945年生まれだから還暦は過ぎている。当方にとってはシャーロック・ホームズのパスティーシュものや『黒い蘭』という小説の作者として認識していた。

その後『 タイム・アフター・タイム 』という映画の監督・脚本を手がけている(この作品、意外とおもしろかった記憶があるので閑心のある方はご覧ください)。メアリー・スティーンバーゲンは未来から来た男が好きだということがわかる作品だ。


【ストーリー】
60代の著名な大学教授デヴィッドが、コンスエラという魅惑的な女子学生と深い仲になる。しかし、自らの老いを意識したデヴィッドは嫉妬に駆られ、彼女と別れる事に。その2年後、2人は思いがけない再会を果たす。


原作は米国の小説家フィリップ・ロスの『 ダイング・アニマル 』。そう、前述のニコラス・メイヤーは同じ作者の『 ヒューマン・ステイン 』を映画化した『 白いカラス 』の脚本も書いているのだ。

老境に入ってから若い女性と恋をした男性の物語というのは当方にとっては別に興味深い内容ということではないが、なにしろペネロペ・クルスが出演しているので鑑賞した。好きなんだもん、しょうがないじゃん。

エンドロールのキャストの最初にもペネロペ・クルスがクレジットされているように彼女のための映画なのだが、結果としてはベン・キングズレーの作品になっている。うん、良い演技していると思う。今年65才とは思えない引き締まった体してます。

それにしても配役をよくよく見直すと濃い出演者たち。ピーター・サースガードは『 フライトプラン 』以来久しぶりにスクリ-ンで観た。その他、パトリシア・クラークソン、デニス・ホッパー、デボラ・ハリーと、違う意味で豪華な出演者たちだ。

原作は読んでいないので、その持ち味がどこまでうまく映像化されているかはわからないが、鑑賞中に退屈さは感じさせなかったし、良い雰囲気が醸し出されていたと思う。

そんなことよりペネロペ・ファンの方はご存じだと思うが、本作では彼女がお脱ぎ遊ばされています。おぢさんみたいな言い方で申し訳ないんだが、いやおぢさんなんでしょうがないんだが、眼福もここに至れりである。知らなかったペネロペ・ファンがいたら劇場に走れ!


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『シャッフル』 [movie]

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●上映時間:96分
●配給:2007米/クロックワークス
●スタッフ&キャスト:
[監督]メナン・ヤポ
[脚本]ビル・ケリー
[出演]サンドラ・ブロック,ジュリアン・マクマホン,ニア・ロング,ケイト・ネリガン,アンバー・バレッタ,ピーター・ストーメア

立花隆氏の『 宇宙からの帰還 』は米国の宇宙飛行士に関する優れたノンフィクションであるとともに米国の文化論、とりわけ宗教に関するレポートとして読んでもおもしろいものだった。いや、もう20年以上前に読んだので細部は忘れているが。

ただ、印象に残っているのは米国がヨーロッパ諸国よりもキリスト教を信仰する人が多いという記述だった。多民族かつ神話を持たない国としては宗教がアイデンティティ確立のための拠り所だったのだろうと当方は解釈している。

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『007 慰めの報酬』 [movie]

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●上映時間:106分
●配給:2008英.米/ソニー
●スタッフ&キャスト:
[監督]マーク・フォースター
[脚本]ポール・ハギスほか
[主題歌]アリシア・キーズ・アンド・ジャック・ホワイト
[出演]ダニエル・クレイグ,オルガ・キュリレンコ,マチュー・アマルリック

ダニエル・クレイグは3月生まれだから、当方とは一ヶ月違いで学年が一個上ということになる。まあ、いろんな意味で信じられないわけだ。いいんですけど、そんなこと。

007 カジノ・ロワイヤル 』でブレイクしたんだが、それ以前の『 ジャケット 』の患者役や『 ミュンヘン 』の冷徹な暗殺者役では曲者っぽい役者という印象が強い。その他にも『 シルヴィア 』や『 トゥームレイダー 』でも観てるんだから意外と関わりが深い。さすが学年一個上。関係ないか。

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『チェ 39歳 別れの手紙』 [movie]

●上映時間:133分
●配給:2008スペイン.仏.米/ギャガ=日活
●スタッフ&キャスト:
[監督][撮影]スティーブン・ソダーバーグ
[製作][出演]ベニチオ・デル・トロ
[脚本]ピーター・バックマン
[出演]カルロス・バルデム,デミアン・ビチル,カタリーナ・サンディノ・モレノ,ロドリゴ・サントロ,フランカ・ポテンテ

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【ストーリー】
キューバ革命を成功させるや、新たな活動の地として、ボリビアへと向かったチェ・ゲバラ。バリエントス大統領による独裁政権を打ち砕こうとゲリラ軍を率いるチェだったが、米政府の協力を得た政府軍の猛攻撃にさらされる。

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『チェ 28歳の革命』 [movie]

●上映時間:132分
●配給:2008スペイン.仏.米/ギャガ=日活
●スタッフ&キャスト:
[監督][撮影]スティーブン・ソダーバーグ
[製作][出演]ベニチオ・デル・トロ
[脚本]ピーター・バックマン
[出演]デミアン・ビチル,カタリーナ・サンディノ・モレノ,ロドリゴ・サントロ

本八幡にあるニッケ・コルトンプラザが全館にわたって改装中。ここのところの複合商業施設の多くの出店に対抗してのものだと思う。TOHOシネマズも集客には影響があるようで、感覚的には10%程度は減少していると思う。当方は好きなシネコンなのでがんばれとエールを送りたい。

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『悪夢探偵2』 [movie]

●上映時間:102分
●配給:2008ムービーアイ
●スタッフ&キャスト:
[監督][原作][製作][脚本][撮影][編集]塚本晋也
[脚本]黒木久勝
[出演]松田龍平,三浦由衣,韓英恵,光石研,市川実和子,松嶋初音,安藤輪子,内田春菊,北見敏之

最近、眠っていても夢をみることが少なくなったように思う。眠りが深いというか、効率的に眠っている気がする。目が覚めるとすぐに活動を開始するので二度寝をしない。たまに二度寝をするときに夢をみる場合が多いように思う。

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『ワールド・オブ・ライズ』 [movie]

●上映時間:128分・PG-12
●配給:2008米/ワーナー
●スタッフ&キャスト: [監督][製作]リドリー・スコット
[原作]デイビッド・イグネイシアス
[脚本]ウィリアム・モナハン
[出演]レオナルド・ディカプリオ,ラッセル・クロウ,マーク・ストロング

ヨルダン・ハシミテ王国(ヨルダン・ハシミテおうこく)、通称ヨルダンは、中東・西アジアに位置する王国。首都はアンマン。イスラエル、パレスチナ暫定自治区、サウジアラビア、イラク、シリアと接する。イスラエル・パレスチナ暫定自治区とはヨルダン川と死海が境である。
(中略)
国民の半数余りは中東戦争によってイスラエルに占有されたパレスチナから難民として流入した人々とその子孫である。(Wikipedeiaより)

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『ラースと、その彼女』 [movie]

●上映時間:106分
●配給:2007米/ショウゲート
●スタッフ&キャスト:
[監督]クレイグ・ギレスビー
[脚本]ナンシー・オリバー
[出演]ライアン・ゴズリング,エミリー・モーティマー,ポール・シュナイダー,ケリ・ガーナー,パトリシア・クラークソン


【あらすじ】
舞台はアメリカのとある田舎町。主人公は町の人からミスター・サンシャインと呼ばれる物静かな青年、 ラース。兄夫婦と一緒に住んでいる。義姉のカリン(エミリー・モーティマー)は離れのガレージに住む彼をことのほか気にかけている。ある日、ラースは兄夫婦にネットで出会った女性を紹介したいという。その"彼女"をみて兄夫婦は呆然とするが...。


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『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』 [movie]

●上映時間:137分
●配給:2008東宝
●スタッフ&キャスト:
[監督][脚本]佐藤嗣麻子
[原作]北村想
[音楽]佐藤直紀
[出演]金城武,松たか子,仲村トオル,國村隼,高島礼子,本郷奏多,今井悠貴,益岡徹,鹿賀丈史

ニコラ・テスラ(1856-1943)はハンガリー生まれの電気技師・発明家。交流電流、ラジオやラジコン(無線トランスミッター)、蛍光灯、空中放電実験で有名なテスラコイルなどの多数の発明、また無線送電システム(世界システム)の提唱でも知られる(Wikipedeiaより)。

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『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』 [movie]

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●上映時間:119分
●配給:2008米/東宝東和
●スタッフ&キャスト:
[監督][脚本]ギレルモ・デル・トロ
[原作][製作総指揮]マイク・ミニョーラ
[音楽]ダニー・エルフマン
[出演]ロン・パールマン,セルマ・ブレア,ダグ・ジョーンズ,ジョン・アレクサンダー,ルーク・ゴス

1月も中旬に差し掛かろうとして今年最初の一本を鑑賞。スタートダッシュというのはやっぱり必要で、ここまで鑑賞に赴かなかったのはやっぱり年末年始の風邪が祟っている。今年は観たいものを観たいだけ観る、とそんな年度にしよう。

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