『セブンティーン・アゲイン』 [movie]
上映時間100分
配給2009米/ワーナー
スタッフ&キャスト
[監督]バー・スティアーズ
[脚本]ジェイソン・フィラルディ
[出演]ザック・エフロン,レスリー・マン,マシュー・ペリー,トーマス・レノン,ミシェル・トラクテンバーグ
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最寄り駅に程近い映画館に初めて足を運ぶ。どうってことないだろうとバカにしていたが、職場の後輩が「TOHOシネマズよりいいですよ」と言っていたので騙されたつもりになって行ったところ確かにいい。スクリーンは大きいし人は少ないしプレミアムモルツの生ビールは350円だし金土だけだがレイトショーは1,000円だし。
スタンプカードを見せれば1,200円で入れる。たまに(時期は遅くなるが)ミニシアター系の映画もかかるし意外とお得かも。なにしろ歩いて帰れるのが素晴らしい。
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[ストーリー]
大学バスケのスカウトを断ったのを機に、仕事も家庭もダメダメな中年となってしまったマイク。ところがある日、不思議なことにそんな彼の外見が17歳へと逆戻り。人生をリセットしようと、再び高校に通い始める。
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という、内容的にはどうってことないストーリーなんだがこれがまた意外におもしろい。基本的にアプローチが生真面目。当方ならあんなことやこんなことや、と妄想にかられるようなシチュエーションだが、ザック・エフロンになっても主人公は生真面目な父であり夫だからだ。
そこに今まで知らなかった息子や娘の現状や妻の本音を聞くにつけ昔日の自分を取り戻していく主人公。大げさでもなくおしつけがましくもない筋運びが好もしい。そういえば当方はコメディとして観て、笑うところもあったが他のお客さんは無反応。まあ、いいんだけど。
もちろん、10年20年後に名作として残るような作品ではないだろう。でも、映画ってこういう楽しみ方のためにもあるものだと思う。ザック・エフロンのファンはもう観ているだろうが疲れた中年男性にもお奨めできる。
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