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『罪とか罰とか』 [movie]

●上映時間:110分
●配給:2008東京テアトル
●スタッフ&キャスト:
[監督][脚本]ケラリーノ・サンドロヴィッチ
[主題歌]Sowelu
[出演]成海璃子,永山絢斗,段田安則,犬山イヌコ,山崎一,奥菜恵,大倉孝二,安藤サクラ,串田和美,市川由衣,佐藤江梨子

■■■
普段なら鑑賞しない類の映画ではあるが、年末年始に渋谷で映画鑑賞した際に予告編がやっていて、なんとはなしに興味を引かれた。映画の日ということもあり、まあ観てみようか、という気になる。


【ストーリー】

パッとしないグラビアアイドルのアヤメは、日頃のストレスから衝動的に雑誌を万引きしてしまう。警察署に連れて行かれた彼女は、なぜか一日署長に任命されたうえに、刑事である元彼の春樹と遭遇して困惑する。


ご存知、ケラリーノ・サンドロヴィッチはロシア生まれながら日本に帰化した映画監督、ではなく当方あたりの世代では有頂天のKERAという方がわかりやすいかも、の日本人。最近では『 時効警察 』の監督・脚本とかしてたんですね。知らんかった。

本作では、段田安則演じる"加瀬吾郎"なる人物のある日の朝から物語が始まるのだが、まずそこからして不条理感バリバリで予想を超えた出だしだ。

その後、成海璃子の独壇場になると思えば、様々な登場人物たちの行状がモザイクのように構成されていく。このあたりの構成の妙が本作のおもしろいところ。

そして、コメディとしては不条理ギャグというか、少し異次元チックな展開でこれまた予測を超えたもの。監督がマルクス兄弟やモンティ・パイソンが好き、というのがなんとなくわかるような作風だ。登場人物たちもどこかしらネジの抜けたような感じで、特に奥菜恵の怪演は特筆に値すると思う。

コージ苑 』とか 伝染(うつ)るんです。 』のような不条理ギャグが好きな人に合ってるかも。いや、想像した以上におもしろかったので当方としてはお奨めしたいのだった。


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