SSブログ

『ターミネーター4』 [movie]

terminator_800x600.jpg

上映時間:114分
配給:2009米/ソニー
スタッフ&キャスト:
[監督]マックジー
[脚本]マイケル・フェリスほか
[出演]クリスチャン・ベール,サム・ワーシントン,アントン・エルチン,ブライス・ダラス・ハワード,ヘレナ・ボナム=カーター

■■■
第一作目の『 ターミネーター 』は高校時代に友人のMと鑑賞しに行ったことを覚えている。その後Mはアーノルド・シュワルツェネッガーの肉体美に惚れ込んで自宅にベンチプレスを買い込みトレーニングを開始、見事な筋肉を披露してくれたものだ。元気だろうか、M。


[ストーリー]
2018年、軍事コンピューター、スカイネット率いる機械軍と人類の戦いは最後の時を迎えつつあった。レジスタンスのリーダー、ジョンは記憶喪失のマーカスという男と出会い、2人はスカイネットの活動の核心に迫ってゆく。


原題は"TERMINATOR SALVATION"。salvationは救済とか救助などの意味だが、キリスト教では救いとか救世主とかの意味もある。このあたりは肌合いが分からないけど。

閑話休題。当方が思うに、「ターミネーター」の物語は強い男の物語ではなく、強い女の物語なのだと思う。第一作目で追われて逃げるだけの弱々しいサラ・コナーはラストでは強くなる予兆があり、第二作目では銃器を軽々と操る筋肉質の女性に変貌。これって、ジェームズ・キャメロンの憧れなんだろうか。『 アビス 』でも『 エイリアン2 』でも同監督の作品はいずれも鼻っ柱の強い女性が描かれている。

だから、第三作目以降のターミネーターの物語は、実は同じことを語っているようでまったく違う話となっている。本作もターミネーター4という異なった物語を鑑賞するつもりで行った。そんなスタンスで鑑賞すると実に良くできたSFアクション映画だと思う。とにかく息をつかせぬアクションの連続やバイク型ターミネーターなどのガジェットは秀逸だ。

ストーリーの舞台はすべて「審判の日」以降の未来が描かれており、その世界観はフィリップ・K・ディック描くところの終末後のそれに似通ったものだ。いわゆるシミュラクラが登場するところも脚本が大いに影響を受けているところだと思う。

ターミネーター・シリーズの世界観を同一にした異なった物語としては非常に良くできているしお奨めして問題ないSFアクション作品だ。特にサム・ワーシントンの存在感はクリスチャン・ベールを食っていたと断言しよう。蛇足だけど、ブライス・ダラス・ハワード、なんであんなにふくよかになってしまったんでしょう。『 ヴィレッジ 』や『 マンダレイ 』のころが信じられないっす。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。