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『フェイクシティ ある男のルール』 [movie]

●上映時間:109分・PG-12
●配給:2008米/FOX
●スタッフ&キャスト:
[監督]デビッド・エアー
[原案][脚本]ジェイムズ・エルロイ
[脚本]カート・ウィマーほか
[出演]キアヌ・リーブス,フォレスト・ウィテカー,ヒュー・ローリー,クリス・エバンス

■■■
試写会はあまり好きではない。たいてい座高の高い人が前に座るからだ。会場の設備もそれほどいい場所ではない場合が多いので、それなら金を出して映画館で鑑賞した方がいいに決まっている。とはいえ会社の人から頂いたこともあり会社からも近かったので赴いたのだった。

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【あらすじ】
ロス市警のラドロー刑事は、事件解決のためには手段を選ばず、強引なやり方を貫き通す男。上司のワンダー警部だけは彼を理解し、かばってくれていた。そんな時ラドローは、かつてコンビを組んでいたワシントン刑事が彼の違法捜査を密告していることを嗅ぎつける。コンビニ店内で捕まえようとしたその時、覆面強盗が店に押し入り、ワシントンは銃弾を浴びて死んでしまう。四面楚歌の状況に陥ったラドローは…

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ご覧の通り、脚本はジェイムズ・エルロイ。『 ブラック・ダリア 』や LAコンフィデンシャル 』で有名な米国の犯罪小説作家だ。会場での紹介で初めて知ったんだけど、このあたりはわりと売りになると思うのでもう少し前面に押し出した方がいいのでは。

なんて思っていたし、滑り出しのドライブ感は好調だったんだが。結局はよくある警察内部の不正暴露もののプロットから脱し切れていなかったのが残念。

そもそもこのテーマで主人公がキアヌ・リーブスというのがミスキャストだと思う。手段を選ばず強引に犯人を射殺するような刑事にはみえないからだ。このテーマなら、やはりジェイソン・ステイサムあたりが適役だろう。

そしていちばんの問題は序盤で犯人/黒幕の正体の見当がついてしまうところ。こういう図式ならこの人が黒幕だろうというフラグが立って正体がバレバレなのだ。あとキアヌ・リーブスに気を遣ってか、彼の役柄が善悪どっちつかずなのもイタい。

なんて文句は言ってみたが、とりあえず何も考えないで暇つぶしに鑑賞する映画としてはお奨めできると思うし、キアヌ・ファンは観てもそれほど損害はないと思うぞ。


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コメント 4

duke

強引なやり方を貫き通す男←キアヌ君、イメージないですね~^^
by duke (2009-02-07 01:07) 

地蔵

dukeさんへ

そうなんですよねー。
もう少しアクの強い役者さんがやればリアリティが出たのに
と思います。

nice!&CMTありがとうございますー。
by 地蔵 (2009-02-08 09:28) 

hash

こんばんは。
「トレーニング・デイ」の続編のような雰囲気があり、ジェイムズ・エルロイよりも、デヴィッド・エアー監督の色が強く出ていたように思いました。

by hash (2009-02-21 18:03) 

地蔵

hashさんへ

デヴィッド・エアー関連では『S.W.A.T.』しか観たことがありません。
『トレーニング・デイ』のあらすじを見たところ、なかなかよさげです。
今度借りて観ようと思いました。

nice!&CMTありがとうございます。
by 地蔵 (2009-02-21 18:45) 

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