『ヘブンズ・ドア』 [movie]
●上映時間:106分
●配給:2009アスミック・エース
●スタッフ&キャスト:
[監督]マイケル・アリアス
[脚本]大森美香
[音楽]Plaid
[主題歌]アンジェラ・アキ
[出演]長瀬智也,福田麻由子,長塚圭史,大倉孝二,三浦友和,田中泯,和田聰宏,黄川田将也,土屋アンナ,吉村由美
■■■
普段なら鑑賞しないカテゴリの作品ではあるが、劇場に赴いたのは監督が『
鉄コン筋クリート
』のマイケル・アリアスだったから。いや、すごいのなんのって、劇場で観て3D酔いになりかけた。 観賞後に原作を読んでみたが、忠実に映像化(原作も映像だけど)されていたように思う。
ちなみにマイケル・アリアス監督はマイケル・アリアスというペンネーム(?)の日本人だと思っていたら米国人。『 アビス 』のカメラアシスタントとして参加している。大学時代に日本語を習い、1991年の来日後、永住権も獲得しているとのこと。
─────────────────────────────────────────────────────
【ストーリー】
脳腫瘍で余命がわずかだと宣告された勝人は、病院で同じように長く生きられない少女・春海と出会う。海を見たことのない彼女を連れて、盗んだ車で旅に出る勝人。だが、その車には拳銃と大金が積まれており、何者かに追われるはめに。
─────────────────────────────────────────────────────
鑑賞前に知ったのだが、本作はドイツ映画『 ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 』のリメイク。リメイク元は未見だが、男二人が主人公のようで、本作では男と少女と変更されている。この時点で恋愛とか友情という要素は排除されちゃう。
そのせいかどうかわからないが、ロードムービーというよりは逃亡と追跡劇になってしまっているのが残念。追跡するものたちの設定にもリアリティが感じられず、病院のレモンのシーンにも象徴されるようにファンタジーとして鑑賞するのがいいのかもしれない。
作品としては少しばかり残念といわざるを得ないが、注目すべきは春海役の福田麻由子の熱演。きちんと女優さんしていると思ったぞ。
「マイケル・アリアスというペンネーム(?)の日本人」←激爆 確かに。
CMを見た限りでは、世界の中心で・・長瀬版かと思っていました。
吉村由美って、PUFFY???
by duke (2009-02-15 12:55)
dukeさんへ
マイケル・アリアスはほんとに日本人かと。
近日公開の『罪とか罰とか』の監督もケラリーノ・サンドロヴィッチとか
日本人だし(笑)
重病ものという深刻さはあまりなかったですね。
春海が薬を確保しにいくシーンはたぶんリメイク元にもあるんでしょうが
良いシーンでした。
吉村由美、PUFFYです。原宿の店員さん役で出演。
CMTありがとうございますー。
by 地蔵 (2009-02-16 08:16)