『007 慰めの報酬』 [movie]
●上映時間:106分
●配給:2008英.米/ソニー
●スタッフ&キャスト:
[監督]マーク・フォースター
[脚本]ポール・ハギスほか
[主題歌]アリシア・キーズ・アンド・ジャック・ホワイト
[出演]ダニエル・クレイグ,オルガ・キュリレンコ,マチュー・アマルリック
ダニエル・クレイグは3月生まれだから、当方とは一ヶ月違いで学年が一個上ということになる。まあ、いろんな意味で信じられないわけだ。いいんですけど、そんなこと。
『 007 カジノ・ロワイヤル 』でブレイクしたんだが、それ以前の『 ジャケット 』の患者役や『 ミュンヘン 』の冷徹な暗殺者役では曲者っぽい役者という印象が強い。その他にも『 シルヴィア 』や『 トゥームレイダー 』でも観てるんだから意外と関わりが深い。さすが学年一個上。関係ないか。
【ストーリー】
テロ資金源壊滅の任務を共にした女性ヴェスパーを愛したものの、裏切られたうえに死なれてしまったボンド。彼女を操っていた組織を追ううちに、その幹部を務める謎の男グリーンの存在に突き当たる。
さて本作は現代社会でスパイ冒険映画を撮ることがいかに難しいかを図らずも指し示したものとなった。すなわち図式的な正義対悪という構図が成り立たなくなってしまったということだ。
敵対する勢力、そしてボンド側の味方さえ「現代では相手がワルであっても取引しないわけにはいかない」という認識なのだ。こんな認識じゃ単純な善玉/悪玉というわかりやすい映画はできないもんね。
そんななかでジェームズ・ボンドは孤軍奮闘で獣のように相手を追っていく。ダニエル=ボンドの骨頂はその肉体を酷使してのアクションシーン。冒頭から中盤にかけての追いつ追われつの各シークエンスはやはりなかなかのもの。
それが幸か不幸か、プロットをわかりにくくしているのは皮肉だと思う。結局、ボンドが敵と認識したものを自身がやっつけていくというストーリーになってしまっているのだから。 平たく言ってしまえばストーリーのおもしろさはほとんどない、ということ。
そんな中、もう一人気を吐いているのがM役のジュディ・デンチ。さすがの風格、彼女が出てくるだけでスクリーンが引き締まる。
オルガ・キュリレンコはモデル出身ですごいプロポーション。目測値ではボンドより長身だよ。ダニエル・クレイグだって176センチ以上はあるってのに。骨太でスリムな体型じゃないからしょうがないのか。
総合的には観て損はない映画だけど、今後のヒーロー系スパイ冒険映画の行く末を案じさせるものであったのでした。
007はずっと好きなので、なんとか的確なネタを探して頑張ってほしいです^^
by duke (2009-02-02 20:37)
ダニエル・クレイグ氏は肉体美を誇示されるのがお好きなようで
本作でもとりあえず上半身裸になってましたw
近年のスパイ冒険映画はボーンシリーズが良いと思いますが
単純な善玉/悪玉という路線ではありませんでしたね。
ダニエル007はもう少しプロットを練ったらさらに
すばらしくなると思います。
nice!&CMtありがとうございますー!
by 地蔵 (2009-02-02 20:51)
こんにちは〜☆
やっぱりMが出てくるとイイですよね!
今回はプライベート公開☆って感じの、
サービスショット(?)もあったりして、、(^-^;
お話は微妙でしたけど、
「007も昔はいろいろやらかしてたのね〜」と
妙に愛着がわきました☆
by ジジョ (2009-02-03 02:32)
ひめさんへ
nice!ありがとうございます。
ジジョさんへ
そういえばM、塗ってましたね(笑)
ダニエル・ボンドは今後が期待できるという意味で
◎でしたね。
nice!&CMT&TBありがとうございますー。
by 地蔵 (2009-02-03 08:06)