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『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』 [movie]

●上映時間:137分
●配給:2008東宝
●スタッフ&キャスト:
[監督][脚本]佐藤嗣麻子
[原作]北村想
[音楽]佐藤直紀
[出演]金城武,松たか子,仲村トオル,國村隼,高島礼子,本郷奏多,今井悠貴,益岡徹,鹿賀丈史

ニコラ・テスラ(1856-1943)はハンガリー生まれの電気技師・発明家。交流電流、ラジオやラジコン(無線トランスミッター)、蛍光灯、空中放電実験で有名なテスラコイルなどの多数の発明、また無線送電システム(世界システム)の提唱でも知られる(Wikipedeiaより)。

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【ストーリー】
サーカス団の曲芸師・平吉は、ある紳士から奇妙な依頼を受ける。それは、名探偵・明智小五郎と大財閥の令嬢・葉子の結納式に潜入し、その写真を撮るというもの。だが、それは怪人二十面相が仕掛けたワナだった...

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のっけからニコラ・テスラの紹介から入ったのは、本作の冒頭でテスラの無線送電システムが実験されていたから。一般的にはテスラはそれほど知られていないのでご紹介。実在の人物と言うことです。

テスラは実在する人物であるものの、本作の舞台は第二次世界大戦のなかった1949年の日本という設定。レトロ・フューチャーな世界観はなかなかのもの。

二十面相の仕掛けた罠にはまった平吉(金城武)はやがて泥棒修行の道にはいるのだがその鍛錬場面に見応えがある。パルクールってやつですね。もちろん『 アルティメット 』や『 007 カジノ・ロワイヤル 』あたりのそれには及ばないが、邦画としては初めての取り組みで高く評価していいと思う。

平吉や洋子(松たか子)たちが追う謎の答えは伏線があからさますぎるし、SFXが少しばかりちゃちいということはあるが、セオリー通りのストーリーはむしろ心地よく、制作者や出演者が楽しんで作っていることが伝わってくる映画だと思う。肩の力を抜いて楽しめる作品としてお奨めしておこう。

 


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duke

ホント、製作者・役者さんが楽しく作ってるのがわかりますね。^^
by duke (2009-01-18 01:00) 

地蔵

dukeさんへ

そうなんです。どうってことないんだけどおもしろい。
作り手が楽しんでるのが伝わってくるから。
そういうおもしろさも必要だと思います。

nice!&CMTありがとうございます。
by 地蔵 (2009-01-20 08:19) 

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