SSブログ

『ララピポ』 [movie]

●上映時間:94分・R-15
●配給:2008日活
●スタッフ&キャスト:
[監督]宮野雅之
[原作]奥田英朗
[脚本]中島哲也
[音楽]笹本安詞
[主題歌]AI
[出演]成宮寛貴,村上知子,中村ゆり,吉村崇,皆川猿時,濱田マリ,渡辺哲,勝谷誠彦

■■■
普段なら、このカテゴリの邦画は鑑賞しないのだが、前売り券が1,170円で入手できたので映画館へと赴いた。封切り初日の一回目9:15の回だったがお客さんは20人程度。266人シートのスクリーンだから、いかにも効率が悪いよなあ。


【あらすじ】

風俗専門のスカウトマン、一流大学卒の引きこもり、マニア向けアダルトAVの女優、カラオケ店で働くオタク青年など、お互いを知らずに都会の片隅に生きる6人の男女の人生が少しずつ交錯し…


映画の構成は群像劇といえるだろう。6人の見知らぬ男女たちの人生が一瞬だけ交錯する、というやつ。多くの場合、この手のものは感動系なのだが、本作はポップ系というかエッチ系というか下品系というか、少々変わってはいる。

原作は奥田英朗の同タイトルの小説だが当方は未読。というか奥田英朗の著作って読んだことがない。なので、原作の雰囲気がどれだけ反映されているかはわからない。Amazonのカスタマーレビューをみる限りでは、もう少しアクが強い内容のようだ。

群像劇という構成はある程度の時間をかけそこそこに人間を掘り下げるという作業が必要なわけで、その点で本作は94分という短尺で登場人物たちのそれまでの人生を引き出すという作業に成功しているとは言い難い。

所々で良いと思うシーンもあったりして、もったいないなあと思った作品。ちなみに「ララピポ」の意味は終盤でわかります。なるほど、と思った次第。 


nice!(2)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 3

duke

奥田さんって、「空中ブランコ」を読みました。割と好きな雰囲気です。
映画はあまりよろしくない出来栄えのようで、残念ですね。
by duke (2009-02-09 01:34) 

地蔵

dukeさんへ

取り立てて金返せというほどではなかったのですが
やはり若干の物足りなさは感じてしまいました。
安心して人にお奨めできる映画ではなさそうです。

nice!&CMTありがとうございますー。
by 地蔵 (2009-02-09 20:44) 

地蔵

みっちゃんさんへ

nice!ありがとうございますー。
by 地蔵 (2009-02-10 08:10) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。