関橋英作:『マーケティングはつまらない?』(日経BP社) [book]
内容(「BOOK」データベースより)
なぜ、マーケティングはROIなどの数字しか考えないの? なぜ、芸術をマーケティングで考えちゃいけないの? なぜ、消費はお金だけなの? なぜ、マーケティングは心を大事にしないの? 常識を捨てよう。「つまらない」は「おもしろい」。キットカット、ハーゲンダッツ、デビアスを手がけたブランド再生請負人がたどり着いた日本流マーケティング。
日経ビジネスONLINEの連載を基にした一冊。当方は読んでいなかったが、日経ビジネス本誌の書評で知り購入。そもそもマーケティングってなに? と訊かれたら答えられないのだから、どうなることやらと思いながら読み進める。
基本的には軽めのエッセイ集で、マーケティングを学ぶという目的で読むには適当ではないと思う。マーケティングにまつわるあれやこれやが自由に語られているというものだ。だから、一編ごとに扱われている題材に興味がないと、ピンと来ないということになってしまうかも。
当方が興味深く読んだのは第八章の「小さなお店はおもしろい!」だった。当地でも石田珈琲店という小さくてちょっとおもしろい喫茶店があったりして、小さなお店というのは意外におもしろいのではないかと思い始めていたから。
うん、そんなに肩肘張って読むのではなくテケトーに力を抜いて自分の気に入ったところを拾い読み、みたいのでもいいのではないか、そんな一冊。
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