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練馬区立美術館で「石田徹也―僕たちの自画像―展」を観てきた [a day in the life]

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いつものようにwebをほっつき歩いていたら石田徹也氏の存在を知ることになった。ちょうど練馬区立美術館で展覧会があると知り出かけることに。ほとんど23区を縦断して練馬区に辿り着く。とはいっても地下鉄を乗り換えて1時間程度だから近いものだ。

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【同館ホームページより】
鋭敏な感性で自己と社会を描き出し、将来を嘱望されながら惜しくも31歳で死去した画家・石田徹也(いしだてつや) (1973~2005)の作品は、見るものすべてに衝撃を与えます。多くの作品に登場するうつろな目をした人物は、彼の分身であるとともに、現代に生きる若者たちの自画像でもあります。また、それは現代社会の中で生きる私たちが日頃は心の奥底に押し隠してしまっている精神のドラマを表現したものとして、世代を超えた共感を呼んでいます。あるときは哀しく、あるときは悲痛であり、また、滑稽な現代人の姿を、石田徹也は精密に観察しながら丹念に描き出しました。

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練馬区立美術館は西武池袋線の中村橋駅にある。こういうコトでもない限り一生降りることのない駅だったかもしれない。歩いて2,3分程度で着いた美術館はこぢんまりとした、でも小綺麗な佇まいだった。

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入場チケット。代表作であろう「飛べなくなった人」がプリントされている。

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チラシがもらえる。こちらは「社長の傘の下」だ。

結論から申し上げると、好き嫌いは分かれるだろうからなんともいえないが、webなりこのエントリなりをみて興味を持たれた方、且つ都内近辺にお住まいの方はぜひ観にいってください。いや、ほんとに、騙されたと思って。というか、行け(笑) 電車代はもちろんかかるけど入場料は500円。ただみたいなもんだ。観たら、この画家のことをもう少し前から知っていたかったと思うようになるぞ、きっと。

当方は美術のことはよくわからないが、初期の1990年代のユーモラスな作風から2000年代の少し不気味な感じまでの変遷が見て取れる。初期が人間と無機物との融合というテーマだったとすれば、後期は有機物との融合が顕著。このあたりは画家の心象風景の顕れでもあるんだと思う。

写真にもあるように開催期間は12月28日まで。まだ1ヶ月程度の余裕あり。ぜひぜひと、手放しでお奨めしたい。

◎関連サイト
 ◆石田徹也の世界 - 飛べなくなった人 - 石田徹也公式ホームページ
   http://www.tetsuyaishida.jp/
 ◆練馬区立美術館・展覧会のごあんない 石田徹也展
   http://www.city.nerima.tokyo.jp/museum/tenji/2008ishida.html

◆練馬区立美術館

 


タグ:石田徹也
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