『ホットファズ―俺たちスーパーポリスメン!』 [dvd]
原題:Hot Fuzz
監督:エドガー・ライト
脚本:エドガー・ライト、サイモン・ペッグ
撮影:ジェス・ホール
音楽:デビッド・アーノルド
出演:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ジム・ブロードベント、パディ・コンシダイン、ティモシー・ダルトン、マーティン・フリーマン、ビル・ナイ
製作国:2007年イギリス映画
上映時間:2時間
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
■■■ホットファズの"ファズ"ってなんじゃろな、ということで調べてみたら、fuzz、いわゆるファジーの意味とともに、俗語で"警官"の意味があるようだ。熱い警官、くらいの意味なのかな。
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト監督、サイモン・ペッグ主演のアクションコメディ。ロンドンからド田舎に左遷されたエリート警官とトロくてお人好しな若手警官が残虐事件に立ち向かう。
タイトルから『 俺たちフィギュアスケーター 』のようなコメディを想像していたのだが、意外や意外、真っ当なアクションサスペンス映画だった。もちろん、コメディの要素もあるのだが。
主人公は優秀な警官ながら、その優秀さを疎まれ英国の片田舎に左遷される。当地の警察署はいかにも、ののんびりした風情。朴訥な村人たちのなかで任務を執行していくのだが、そこで事故とも殺人ともとれる不可解な死亡事件が多発していく...
鑑賞者はそれらが他殺であることが分かるような造りになっている。その殺害方法が意外とえぐいというか、特に教会で殺される男のシーンはかなりグロいので鑑賞注意。
サイモン・ペッグはコメディ俳優らしいのだが徹頭徹尾、朴念仁の警察官を演じていて、これがまた意外とはまっているように思えた。その彼が、ニック・フロスト演じる田舎の警官との友情を育んでいくあたりも真っ当。
アクション・コメディとして鑑賞すると違和感があるかもしれないが、サスペンス映画としては真っ当な造りの脚本と相俟って、当方にとっては飽かせない内容だった。公開時に劇場で観ていれば、と後悔させられる作品だ。
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