『幸せの1ページ』 [dvd]
監督:ジェニファー・フラケット、マーク・レビン
脚本:ジェニファー・フラケット、マーク・レビン、ポーラ・マズール
製作総指揮:スティーブン・ジョーンズ
製作:ポーラ・マズール
原作:ウェンディ・オルー
撮影:スチュアート・ドライバーグ
音楽:パトリック・ドイル
美術:バリー・ロビンソン
出演:アビゲイル・ブレスリン、ジョディ・フォスター、ジェラルド・バトラー
製作国:2008年アメリカ映画
上映時間:1時間36分
配給:角川映画
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内容(「キネマ旬報社」データベースより)
アカデミー女優・ジョディ・フォスターと名子役、アビゲイル・ブレスリン共演によるファンタジックアドベンチャー。実は引きこもりのベストセラー冒険小説家・アレクサンドラは、ある日、南の島で暮らす少女からSOSメールを受け取るが…。
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一定以上の映画鑑賞本数をこなすと、別に観なくてもいいかなあ、という勘が働いてくるようになる。本作も時間があるときレンタルでいいか、という感覚を持って臨んだのだが勘は的中したようだ。
映画館で予告編は何度か観ていたが、ジョディ・フォスター主演の作品だと思ったら大間違い。アビゲイル・ブレスリンが主演のジュブナイル映画だ。
ジュブナイルならそれでまったくかまわないのだが、本作ではストーリーのクライマックスをどこに置いているのかがわからないのが辛い。島に住む少女と動物たちが島を守る物語、というのならそれに絞った筋運びをすればいいのに、引きこもりの女流作家が紛れ込んでくる必然性がまったくないのがこの映画の脚本の蹉跌だろう。
主要登場人物3人もそれぞれに存在感があるのだがうまく調和できていない感じだ。もちろん、演技に関しては一級品なのだが。なかでもアビゲイル・ブレスリンの巧さが光る。
家族で安心して観られるアドベンチャー映画としてはいいのかもしれないが、うーん、40代中年男性にはちと辛い内容でありました。
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