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『レスラー』 [movie]

原題:The Wrestler
監督:ダーレン・アロノフスキー
製作:スコット・フランクリン
製作総指揮:バンサン・マラバル、アニエス・メントル、ジェニファー・ロス
脚本:ロバート・シーゲル
美術:ティム・グライムス
撮影:マリス・アルベルチ
音楽:クリント・マンセル
主演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド
製作国:2008年アメリカ・フランス合作映画
上映時間:1時間49分
配給:日活

■■■
もう半年以上渋谷のシネマライズに行っていないが、年末に『 バンク・ジョブ 』を観たときにチラシやポスターで見知っていたのが本作。東京でしかやらないんだろうなあ、と思っていたら幸いにも歩いていける劇場で上映。初日のレイトショーに臨んだのだった。


ストーリー
人気レスラーだったランディは、今ではスーパーでアルバイトをしながらかろうじてプロレスを続けている。そんなある日、長年に渡るステロイド使用がたたりランディは心臓発作を起こしてしまう。妻と離婚し娘とも疎遠なランディは、「命が惜しければリングには立つな」と医者に忠告されるが...


ストーリー自体はありふれているし、最終的に主人公が選択することもある意味では月並みだ。エンタテインメントとしてはお奨めできないし人間ドラマとしても決して奥行きがあるわけではないと思う。

それでもいい映画だと思えるのは、ミッキー・ロークの凄絶なまでの力演だ。ほとんど、それだけと言っていい映画なのかもしれない。ミッキー・ロークと主人公の人生が重なる部分もあるしね。

落ちぶれたレスラーのランディは、こういっちゃなんだがダメ人間なのであるが、そのダメなところって誰もが持っているダメな部分を顕わしているんだと思う。そこに共感が生まれるわけだ。

そんなわけで、首都圏での上映は終わっているが地方上映はこれからだ。どうってことないと言えばそれまでなんだが、興味のある人は劇場に出かけていって損はしないと思う。


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