きじまりゅうた:『弁当男子』(自由国民社) [book]
先回エントリした「弁当男子になってみた」の最後に反省点として挙げていた「固いご飯」は、炊くときに水を多めに入れることで回避できた。よそったときまるでお餅みたいな感触だったが、結果としてお昼時にはちょうどいい塩梅になっていた。今日はサボってしまったが、新しい冷食も仕入れたので明日はがんばって制作しよう。
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内容紹介
自分で作ったお弁当を、職場や学校に持っていく若い男性が増えているそうです。それが「弁当男子」といわれる人たち。彼らが作るお弁当のそこかしこには、これまでのいわゆる男の料理とは一線を画す、繊細さ、彩りの美しさ、ていねいな手仕事などが見てとれます。
彼らがお弁当を作るようになった理由は人それぞれですが、お弁当作りには、実にいろいろないいことがあるようです。
この本では、そんな「弁当男子」のみなさんとともに、今日からはじめられるお弁当の作り方をご紹介します。いいこといっぱいのお弁当生活、あなたもはじめてみませんか。
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内容紹介を見て愕然。「自分で作ったお弁当を、職場や学校に持っていく若い男性が増えているそうです」...若い...か。そう、弁当男子は詐称で弁当中年だったんだな当方は。まあいいや、中年だし。
閑話休題。本書は厳密な意味でのレシピ集ではなくて、弁当を作り始めた男性の生き方の一部を切り取った素描集のようなもの。なぜ弁当を作り始めたのか、何が変わったのか、どんないいことがあったのか、などを中心に構成されている。
内容紹介にあるように、男の料理、というよりは非常にセンスのあるレイアウトの弁当を作る人たちだなと思った。このあたりはぜひ参考にしたい。 冷食もあんまり使っていないみたいだし。
ひとつ気になったのは紹介される人たちの出勤時間がやや遅い点。やはり、朝に一定程度の余裕がないと作れないんだと思う。なので中年であれば、朝は早く起きてしまうのだから、いずれは「弁当中年」という本も出版されるに違いない。
著者、というか監修者は祖母の代から三代続く料理研究家。どんな人かはよく知らないが、タイトルと着眼点がすばらしい。弁当男子や弁当中年が増加すると、なんだか平和な世の中になりそうな気がする。
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