SSブログ

『国際諜報局』 [dvd]

国際諜報局 プレミアム・エディション [DVD]

国際諜報局 プレミアム・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

●上映時間:108分
●スタッフ&キャスト:
[監督]シドニー・J・フューリー
[原作]レン・デイトン
[脚本]ビル・キャナウェイ
[出演]マイケル・ケイン,ナイジェル・グリーン,カイ・ドールマン,スー・ロイド

■■■
パッケージをみると、発売元が"「国際諜報局 PE」DVD発売委員会"となっている。なるほど、映画制作だけではなくDVDの発売にさえ制作委員会方式が採用されたのか。DVDの発売もそれなりにリスキーになってきたのだな。


【本編収録内容】
原子物理学の権威ラドクリフ博士が誘拐される事件が発生。イギリス諜報局は陸軍軍曹のハリー・パーマーを引き抜き、事件を担当させる。調査によって、高名な科学者を誘拐しては東西両陣営のどちらかに売りさばく、謎の組織の存在が浮かびあがる。パーマーは組織との接触に成功し博士を買い戻すが...


原作は英国のスパイ小説作家レン・デイトンの処女作である「『 イプクレス・ファイル 』。その後に同じ著者の『 ベルリンの葬送 』と『 10億ドルの頭脳 』もそれぞれマイケル・ケインの主演で映画化されている。

マイケル・ケインは本作が出世作。出演時は35才くらいだったと思われるが、うん、ジュード・ロウに似ていなくもない。その後の『 アルフィー 』や『 探偵スルース 』にマイケル・ケインの役でジュード・ロウが出演しているのもわかる気がする。スルース 』なんて共演だもんね。

さて本作だが、原作にあるような世界を股にかけてスパイが活躍する映画というと少し違った。制作者たちは当時はやっていた「007」シリーズのアンチテーゼとして、サラリーマンスパイの群像を描く、というのがコンセプトだったよう。

したがって、破天荒なストーリーに引きずり込まれるというおもしろさではなく、淡々としたスパイの派手ではない活躍を地味に楽しむ、という感じの映画になっている。それはそれで結構なんだが、まあ、おもしろさという意味では少し物足りない。

リアリティという意味でもユルさがみられるし、特殊効果も当然のことながら古めで、今の人が鑑賞するのに価値を見いだせるか否かはマイケル・ケインを観たいだとかの積極性が必要だと思う。そういう意味では万人にお奨めできる作品ではないとはいえる。

ちなみに原作者のレン・デイトンが出演しているらしい。といっても、料理を作るシーンで手だけの出演らしい。詳しくはここを参照してください。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。