アイナール・トゥルコウスキィ：『まっくら、奇妙にしずか』（河出書房新社） [book]
- 作者: アイナール トゥルコウスキィ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/07/12
- メディア: 単行本
実をいうと中学時代の美術の成績は2だった。5段階ではなく10段階で2。いやあ、美的センスのなさは筋金入りだ。でも、たぶん美術的なセンスはともかく、デザインの技術は修練すればなんとかなるというのは会社員になってわかったことだ。
【内容紹介】
いつの話なのか、どこの話なのか。いつかどこかで起こりそうな、雲をつかむような話。不思議な男は、きょうもどこかで漁りをつづけている――ブラティスラヴァ世界絵本原画展2007年グランプリ受賞作の素晴らしい絵本。
当方は本屋さんで本書を買ったのではないので、児童書コーナーにあるのかどうかわからないが、かなり大人向けの内容の絵本ではある。子どもに読み聞かせるような内容ではないと思う。
とにかく本書のイラストの精緻さにはうなってしまう。エッチングによる版画かと思えるが、実はあるもので書いている。何で書いたかは本書の帯の裏や訳者あとがきにあるので読んでほしい。いや、びっくりするから。
調べると、日本全国で巡回展示されたボローニャ国際絵本原画展という展覧会で本書の作者の原画が鑑賞できたらしい。ところが東京での開催は去年の夏だった。もう少し早く知っていれば。タイミングの悪さってあるよね。
とにもかくにもイラストのすばらしさや異色な物語など、読んでみなければわからない。ぜひ手にとってほしい、絵本の枠を超えた書物としてお奨めする一冊だ。
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10中の２て！！爆 出席率とか生活態度とかでは・・・＾＾；
素敵そうな絵本ですね。
by duke (2009-02-12 16:50)
dukeさんへ
な、なんですとー！(笑)
冗談抜きで、母親が教師と面談すると「申し分ないです」と言われ
上機嫌で帰ってくるような優等生だった当方に向かって！
まあ、それも今となっては跡形もないわけですが...
nice!&CMTどうもでやんした。
by 地蔵 (2009-02-12 22:21)