Transcend：T.sonic 320 TS8GMP320がやってきた[インプレ編]

Transcendの8GBのMP3プレイヤー"T.sonic 320 TS8GMP320" がやってきてから、ほぼ一週間が経過したので使い勝手をインプレすることにしよう。

◆接続について
ケーブルなしで直付けできるUSB端子が本体に付属している。すこし大きめのUSBメモリといった風情だ。実際、ちょっとしたUSBメモリ代わりに使える。充電もUSB経由でOK。

PCのUSB端子に直付けできるのは便利。ただ、幅が広いので多くの場合、並列した端子は使えないと思う	もちろんUSBマスストレージクラス。差し込むとエクスプローラが起動する。MP3データをドラッグ＆ドロップできるので使いやすい
メモリはFAT32でフォーマットされている。PCでフォーマットするとファームウェアを再度入れなくてはいけないらしい

当方はうっかり者なので、いつかUSBをカバーするキャップをなくしそうなのが難点だが、ケーブルなしでデータ転送・充電できるというのは便利。出張や旅行時もPCを持って行くので、バッテリー切れの心配はないだろう。

◆起動・操作性など
起動は主ボタンの長押し。PCに接続した直後の起動には少しばかり時間がかかるが、普段のON・OFFの起動時間はそれほど長いとは思わない。ただし、曲を聴き始めるまで、都合3回ボタンを押さなければならないのはちょっと不便。

起動時にストレージの残容量を表示する	その後、音楽・FM・録音・セッティングの画面が現れる
右上の画面から2回、主ボタンを押してはじめて音楽が聴ける。有機EL液晶だが、フォントはギザギザ	データはディレクトリ構造で、横ボタンで操作する。

操作性自体はボタンも押しやすいしそれほど悪くはない。ただし聴き始めるまでに3回の操作が必要というのは少し不便だ。

自動OFFの機能はあるが、時間を設定すると聴いていても自動OFFされてしまうようだ（試してはいません）。また、主ボタン長押しOFFにした後、再度ONするとヴォリュームがデフォルトに戻ってしまう謎仕様は困ったもの。

◆一週間使ってみて
まず、軽くてかさばらないのはいい。ポケットに入れていても違和感がない。当方は喫煙者なのでシャツの胸ポケットがふくらまないのは良いと思う。

音質については、とりあえず雑音がしないということで問題なし。そんなにマニアックじゃないし、聴ければいいし。あ、付属のイヤホンは使ってないです。当方は audio-technicaのATH-CK7 ユーザーなので。

聴き始めるまでに主ボタンを3回も押さなければならないが、このあたりはなれてしまえば問題ないと思う。ON・OFF後にヴォリュームがデフォルトに戻るというのも、まあ、これもいつか慣れてしまうに違いない。

MP3データがディレクトリ構造で格納されているのはPCを使う者にとってわかりやすいと。関係ないけど、逆に言えば、このガジェット自体が小さなコンピュータというか、たぶんUNIX系のOSを積んでいるんだろうと感じた。

質感は悪くはないけれど、所有するよろこびを感じさせてくれるようなデバイスではない。4,980円でそんなよろこびを感じるはずもないけどね。とはいえ、このストレージ容量のプレイヤーが4,980円で買えてしまうことがすごい。

どこにもねじ穴がないので、修理とか充電池の交換が想定されていないんだろう。使い捨て、ってことか。安さとのトレードオフには違いないが少し寂しい。いかにこの手の製品のコモディティ化が進んだのか、と実感させられた。

しっかりした造りで、乾電池仕様のプレイヤーがあったらと思う。メモリ容量はSDカードで調整するとかして、末永く使用できるデバイスができたらいいんだけどね。

実用性を重んじ、細かいところが気にならないユーザーにはお奨め。当方は概ね満足しています。

タグ：T.sonic 320

コメント 2

ふんふん。（わかったつもり＾＾；）
by duke (2009-02-07 01:05) 

dukeさんへ

この手のデジタルガジェットが好きでいくらでも欲しいんですが
最近は控えています。
少しは物欲が治まってほしい今日この頃です。

nice!&CMTありがとうございます。
by 地蔵 (2009-02-08 09:27)