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平川克美:『ビジネスに「戦略」なんていらない』(洋泉社) [book]

ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y)

ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y)

  • 作者: 平川 克美
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 新書

戦略という言葉に初めて本格的に接したのは山田正紀の『 謀殺のチェス・ゲーム 』だったと思う。自衛隊の新戦略専門家と元同僚の対潜哨戒機をめぐる暗闘を軸に少年少女の逃避行、超人的な体力を持った破壊工作員の活動など、いま読み返しても古くない作品だと思われる(部屋の中で行方不明だけど)。戦略・ゲーム理論・意思決定科学などそのころから興味を持ち始めたのでした。


[BOOKデータベースより]
「戦略」に踊らされるな!ビジネスは敵を出し抜き、勝負を決める戦争なのか?新自由主義的な競争戦略思考、利益至上主義は世界から乗り遅れないための唯一の道なのか?否、そんなことはない!なぜなら、経済のグローバル化とグローバリズムは本来、同一視されるものではないからだ。いま一度、会社や組織、働く理由や評価、仕事におけるゴールやプロセスなどの、原理的・現場的な場からビジネスを捉え直す。


会社の同僚が本書を目に止め、「逆説的な意味ですかね」と言っていたがまさにその通りの内容だった。非常に大雑把に要約すると「戦略に淫すると他の重要なことがみえなくなってしまいますよ」というふうに読んだ。

したがって戦略より環境即応の法が大切、というような内容を期待するとちょっと違う。読みやすいが、きちんと考えながら読み進めないと理解がしにくい内容なので、新書版だと思って舐めないで読むが吉です。


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