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鈴木健介:『経営者は危なくなるほどよく笑う』 [book]

経営者は危なくなるほどよく笑う (Kobunsha Paperbacks Business 21)

経営者は危なくなるほどよく笑う (Kobunsha Paperbacks Business 21)

  • 作者: 鈴木健介
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/09/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

11月28日に不動産開発中堅の上場会社が東京地裁に民事再生法の適用を申請し受理されたと発表。上場企業の倒産は今年に入り31社目で戦後最悪の水準をさらに更新した。『 リスクテイカー 』でも描かれていたが、比較的割安だった日本の不動産への投資から世界中のマネーがさーっと一斉に引揚げられていく光景が目に浮かぶ。今年の一連の上場企業の倒産は単純な不況型の倒産とばかりはいいきれないと考えられる。

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本の内容
あなたの身の回りの経営者は大丈夫?こんな行動を取っていたら要注意!<破産前に現れる兆候の数々>□取引先の悪口を言うようになる □見込みと現実の区別がつかなくなる □弱気の話と大きな話を交互にする □急に会費が必要なつき合いを始める □社内で携帯が鳴ると外へ出て話す □滞りがちだった金利を期日に支払う □自分から不振を口にしなくなる □外部との対応時に笑顔が増える……ほか

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さてさて、倒産予知に関するアプローチは定量的なものと定性的なものがあって本書は後者をメインに語られている。これまでの「与信管理」に関する解説書にも定性情報へのアプローチの仕方などは記述されていたが、本書はさらに具体的な記述がされている。

記述されている内容はそれほど驚くほどのことはなく、ある意味当然のことが書かれているのだが、たいていの場合は「そういえばあのときあんなコトを言っていた(やっていた)」という後付になってしまう場合が多いと思う。たまにパラリと開いてこういう兆候はないか、なんてことを確認するためには良い書籍かもしれない。

本作りのコンセプトもおもしろく、過剰包装はしないなど冒頭で宣言している。ただ、やっぱり横書きは読みにくいと思うよ。


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