『BONES ―骨は語る―シーズン1』

BONES ―骨は語る― DVDコレクターズBOX1 (初回生産限定版)

• 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
• メディア: DVD

"朝、から 字幕だらけのテレビに 齧り付く夜光虫"と歌ったのは一青窈。最近のテレビ番組はなんであんなに字幕ばかりつけたがるんだろう。字幕を付けることに何かの意味があるんだろうか。当方にはとても理解できない。そのほうが視聴者がよろこぶから、ということであるなら視聴者はテレビ局から相当に舐められていると思う。当方はテレビ局には舐められたくないのでその手の番組（主にはバラエティというやつだが）は一部を除き視聴しないようにしている。

あと、無料の民放における連続もののドラマというのも視聴しなくなって久しい。視聴していないのでよくわからないのだけれど、相当な惨状を呈しているに違いないと推測している。いや、推測だし、もちろんいいものもあるはずなので言いがかりに過ぎないのはわかっている。でも、これだけバラエティ番組が増えているってことは、テレビドラマというのは相応におカネがかかるってことだと思う。おそらくテレビドラマというジャンルが、広告によって収益を得るというビジネスモデルに合致しなくなってきたということはいえるのではないんだろうか。ようするにカネがかかる割には視聴率が取れなくなってきた→予算が減る→良いものが造れなくなってくる→余計に視聴率が取れない→（以下グルグル）、というスパイラルだ。

【内容】
有能な女性法人類学者がタフなFBI捜査官と協力し、“骨”のカケラから難事件を暴く新感覚クライム・サスペンス!
◆◆◆公式サイト◆◆◆

「刑事コロンボ」の時代から合衆国のテレビドラマ、特に刑事ものやサスペンスものの水準が高いというのは当方が言うべくもないと思う。今回、レンタルで借りたこのシリーズも一話毎の水準はかなり高く、一気に1stシーズンを観終わってしまった。有料である衛星放送なりケーブルテレビなり放映されているドラマだから、相応の予算がかけられるだろうと思うし、それが強みとなっているんだろう。確かに。この作品を鑑賞するとスカパーでFOXチャンネル視聴しようかと思っちゃうもんね。たぶんしないけど。

当方なりに観やすさおもしろさを考えると
1.一話完結式のドラマであること（観るのに構えなくていい）
2.法人類学者のテンペランス・ブレナン（エミリー・デシャネル）とFBI捜査官シーリー・ブース（デイビッド・ボレアナズ）の掛け合いのおもしろさ
3.その他、脇を固めるキャラクターの個性がきっちり描かれていること
などだろうか。

一時間程度のドラマをコンパクトに過不足なく語る脚本と相俟って、観始めたら止まらないシリーズ。DVD一枚に付き300円ちょいのレンタル料なら充分に投資回収できるのでお奨めしておこう。

※そういえば、主演のエミリー･デシャネルは『テラビシアにかける橋』や『ハプニング』に出演していたズーイー・デシャネルのお姉さんですね。

タグ：海外テレビドラマ エミリー・デシャネル

コメント 3

私はこのボーンズ、プリズンブレイクか24の特典で入っていた1話だけ見たことがあります。1話だけなら3回位みているかもしれません（笑）

すごくテンポがいいですよね。私はCSI好きなので、同じようにほぼ1話完結で、事件の真相を探っていく系とくれば、絶対ボーンズもお気に入りのドラマになりそうです。地蔵さんの記事をみて、思いだしたようにレンタル登録しました！
by Robita (2008-09-28 21:53) 

こんにちは！
BONES、1stシーズンを観きられたのですね。
面白いシリーズ物に当たった時の「ラッキー！」っと言う感覚は
意外と、ほかのことには例えられない
そこはかとない幸せな心持ちです。
いろいろな作品を観られてますね！
ぜひ、参考にさせていただきますね！

by rooz (2008-09-29 02:17) 

Robitaさんへ。

CSIは同居人が好きです。当方も二話ほど鑑賞。
同じ科学捜査系でもCSIはリアリティ追求型
BONESは絵空事一歩手前方型ですね。
どちらが好みかは人によると思います。
ちなみに当方はエミリー・デシャネル派です！


roozさんへ。

シリーズものは大抵、途中でみなくなっちゃうんですが
BONESは例外でした。おっしゃるとおり「ラッキー」という感じ。
2stシーズンも鋭意鑑賞中です！

お二かた、nice!&CMTありがとうございます！
by 地蔵 (2008-09-29 12:25)