SSブログ

仁木英之:『僕僕先生』(新潮社) [book]


僕僕先生

僕僕先生

  • 作者: 仁木 英之
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/11/21
  • メディア: 単行本


内容(「BOOK」データベースより)
時は唐代。若き王弁は父の財産に寄りかかり、学ばず、働かず、娶らず
ひたすら安逸を貪っていた。そんなある日、父の命で黄土山へと出かけた王弁は

そこでひとりの美少女と出会う。自らを僕僕と名乗るその少女なんと何千何万年も生き続ける仙人で…不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人とまだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が五色の雲と駿馬を走らせ天地陰陽を大冒険。第18回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

  • 面白くない小説というわけではない。ただし、1,470円の面白さかというと考えてしまう。
  • よく考えると、この小説、クライマックスというのが感じにくいのだ。
  • たとえば、主人公と駿馬が心を通わすシーンなんかものすごく素敵だと思う。
  • それらがわりと淡々としているのが少しもったいないかも。
  • 登場人物たちが基本的にやさしい人ばかりというのも食い足りない。
  • まあ、それは当方の我儘というもので悪人ばかりの残虐小説なんて苦手だし。
  • なんだかよくわからない感想になってしまっているが、ほのぼの・脱力系小説を素直に楽しめなくなっているおぢさんになりかかっていることだけは自覚せねば。
  • 10代の少年少女向け娯楽小説として楽しめるものとなっている、と言ってみよう。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。