クウネルお弁当隊:『私たちのお弁当』(マガジンハウス) [book]
寒くなってから日によってはサボっているが、未だにお弁当作りは続いている。安価だし、自分の好きなものが食べられるというメリットは捨てがたい。ある程度の早起きもしなくてはならないから自然と早寝するようになるし。
ただし課題はあって、それすなわちおかずのパターンが定まってしまうということ。野菜などの食材は一人分には多すぎる量である場合が多いから毎日続いてしまう場合もある。この局面を打開するためのヒントとして本書を購入する。
内容(「MARC」データベースより)
さまざまな47人のお弁当を紹介。自分の好きなおかずを入れる、味はとりどりだが栄養の帳尻も合わせるなど、12の約束を実践。お弁当は冷めていてもあたたかい。雑誌『クウネル』連載中の「エブリデイ・マイ弁当」を再編集。
読んでみるとレシピ集という側面もあるにはあるが、むしろお弁当とそれを作る人々のプロフィールを紹介するという内容で、冒頭に記したような理由で買い求めようとしている人にはお奨めできない。
ただし、当方には別の意味でおもしろく読めた。大げさな言い方だけれど、本書でお弁当が紹介された人物たちの人生の一部が照射されていると思ったからだ。
お弁当を作る理由として、彼等が挙げているのは当方と同様に健康面・金銭面、あるいはただ単に習慣だからなどのさまざまな理由だ。それでも、都市部であれば昼食を買ったりは外食する機会はいくらでもあるのだから、彼らがお弁当を作るのは、やはり好きだからに違いない。
そのあたりに当方としては激しく共感を覚えた。お弁当を作るのが好きで楽しかったりする人には手に取ってみてはいかがだろう。
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