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主婦の友社:『「小さな暮らし」で軽やかに生きる』(主婦の友社) [book]

「小さな暮らし」で軽やかに生きる―ものを減らして、必要なものだけに (ゆうゆう特別編集) (主婦の友生活シリーズ)

「小さな暮らし」で軽やかに生きる―ものを減らして、必要なものだけに (ゆうゆう特別編集) (主婦の友生活シリーズ)

  • 作者: 主婦の友社
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2009/03/28
  • メディア: ムック

この年齢になってから一人暮らしを始めるにあたって思ったのは「みじめな中年男性にはならない」ということだった。具体的には、外食やコンビニ弁当やスーパーのお総菜への過度な依存とか、食器類はその日に洗うとか、洗濯物を溜めすぎないとか。もともと片づけられない男ではあるんだが、それなりにお掃除をするとか、だ。

いまのところ、所期の目標は100%ではないにしても、そこそこ達成できているのが不思議だ。だらしない人間のはずなのに。それでもホコリが溜まらないようにお掃除はするし、外食やインスタント食品はもってのほか、というプチ・ストイックな生活を送っている。

あとは、もう少し部屋を快適な空間に変えることが必要、と思って買ったのが本書だ(ムックだけど)。


内容紹介
小さな暮らし」とは無駄なものを持たずに、必要なものだけに囲まれたシンプルな暮らしのこと。身体に贅肉がついていると動きが鈍いように、生活も無駄なものをため込んでいると部屋が狭くなり、必要なモノがすぐに見つからず、持っているのと同じものを買ってしまうなど、空間も時間もお金も無駄になります。自分に必要なものを見きわめ、不要なものは手放すことで、より快適な暮らしが手に入ります。


そう、物欲にまみれた当方にとっては実に到達しがたい生活だ。当地に来てからも、よけいなものは買うまいと思っていたにもかかわらずモノは増える一方だからだ。

最大の課題は本だろう。買わないで借りればいいのに、という声もあるが図書館なんてそうそう通っていられない。借りたら返さなきゃいけないし。買っても売ればいいやん、という反論もあろうが、それも感情的には否、なのである。

だから本書を読むと、死んだあとにはトランク一つぐらいの荷物しかないという潔さに憧れてしまう。当方くらいの年齢になると身近や周囲の人にもに物故者があり、その人の残した夥しいモノの必要性を取捨選択するという難儀な命題に四苦八苦した苦労が共通しているからだ。自分はそういう迷惑はかけたくないなあ。

閑話休題。肝心の本書についてだが、冒頭の有馬稲子さんやピーコさんのインタビュー記事など読むにつけ、人はそんなに大きくて広い居住空間なんていらないのかもしれないと思った。広ければため込んじゃうしね。足るを知る、ということのむずかしさをあらためて考えさせられる。

その他、様々な人々への取材やインタビュー記事など読み応えのあるムックだと思う。難点は、シンプルライフを目指すムックのわりにはあまりシンプルではない紙面のレイアウトか。このあたり、もう少しばっさり刈り込んでくれたらさらに良かったように思う。


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