『放送禁止3 ストーカー地獄篇』 [dvd]
ストーカーといえば、当方がまず思うのはタルコフスキーの『 ストーカー 』でありその原作であるストルガツキー兄弟の『 ストーカー 』だったりする。だから、何年前からだろう、ストーカーと言う言葉が一般的になりだしたとき、そこはかとない違和感をおぼえたものだった。
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
フジテレビ系にて不定期放送中、ドキュメンタリーの手法を用いてフィクションをノンフィクションに見せるホラードラマの第3巻。フリージャーナリスト・筒井の紹介でストーカー被害に遭っている女性のインタビューをテレビ局は行うが…。
シリーズの中ではもっともフィクションっぽい仕上がりになっている。だから、ある程度は先が読めてしまう。
また、途中で謎のストーカーと対話するあたりは一瞬、緊張感をそがれてしまう要素かもしれない。とはいえ、取材していて実際にそこにいる以上、幽霊でもなければ話さざるをえないというところではある。
もちろん、全編を覆う不気味さだとかはシリーズ共通のもので、鑑賞しておいて取り立てて損はないできばえだと思う。
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