照井 啓太;編集,UR都市機構;写真:『団地の子どもたち』(洋泉社) [book]
不覚だ。単行本だと思って購入したら、カテゴリとしては写真集だった...orz これぞネット購入の蹉跌だ。現物を見ないで買ってしまった若気の至りだ(若くないけど)。
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内容(「BOOK」データベースより)
団地、そこには生き生きとした子どもたちの姿があった。住棟間の芝生、公園、団地商店街…。のんびりとした、どこかほっとする昭和の団地風景が秘蔵写真で蘇る。
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と、のっけから文句になってしまったが、いや、これ、いいですよ。当方のような団地育ちの30~40代の人は、この写真集を見たら懐かしさに心震えるに違いないと思う。もう、そのまんまやん、という感じだ。
実際の写真は昭和30~40年の頃のものだから当方よりは少し上の世代か。それでも、そこに写し出されている光景は当方が過ごしたそれと近似しているように思う。どこの団地も似たようなところがあったんだなあ、と。
当方の実家もそうだが、団地の周りには意図的に桜の木が植えられていたりとか、そんなトリヴィアルな情報がキャプションにあったりして編者のセンスの一端もうかがえる。
当方はまだ現役世代だが、当方の父のような引退世代にこの写真集を見せたらどうなるだろう。懐かしさのあまり泣いちゃうかもしれないから見せないほうがいいかもしれない。
団地育ちで気になる方は、帯の裏に紹介されている団地の名称が記載されているから確認したほうがいい。そして、自分の育った団地があったら買っておいたほうがいい。そんな一冊だ。
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