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『地球爆破作戦』 [dvd]

地球爆破作戦 (リクエスト・ムービー 第1弾)

地球爆破作戦 (リクエスト・ムービー 第1弾)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD

●上映時間:100分
●[配給]1970年米/CIC
●スタッフ&キャスト:
[制作]スタンレイ・チェイス
[監督]ジョセフ・サージェント
[脚本]ジェームス・ブリッジス
[出演]エリック・ブレーデン,スーザン・クラーク,ゴードン・ピンセント,ウィリアム・シャラート

ご存じの通りAmazonさんはすごいもんで、クリックしただけの履歴から当方の好みの作品をチョイスしてくれる。普段はそのチョイスを「持っています」とか「興味がありません」とか無視とかで撃破するのだが、ある日突然この作品をお奨めいただいたのだった。いや、もう、このタイトルだけで買おうと思わざるを得なくなりませんか?

さて購入後に会社の机にたまたまだよ、このDVDを置いていたんだけど、周りの人々が異様な関心を示したのがすごい。なにしろ『地球爆破作戦』だもの。気持ちはわかるよ。わかりすぎるくらいに。当方だって部下や同僚がそんなDVDを持ってたらどうかと思うもんね。

その異常な反響の大きさに、普段は買ったDVDは見たことがないと豪語する当方でさえ、さすがに鑑賞したうえで会社で感想を申し述べなければならない事態となったのであった。


【あらすじ】

冷戦さなかのアメリカの荒野の地下深く、フォービン博士は自ら開発したスーパーコンピューター「コロッサス」のスイッチを入れた。国防ミサイルシステムの要として開発されたコロッサスは、通信回線を通じて必要な情報を次々と収集し、驚くべき自己進化を遂げて行く。敵対するソビエトに一歩先んじたと満足する開発チームと軍上層部に対し、コロッサスはソビエトにも自分と同様のスーパーコンピューター「ガーディアン」が存在する事を報告する。対話の後、自我を形成するに至ったコロッサスとガーディアンは、自分たちの任務遂行に対しある決断を行う為に、さらなる情報交換を始めようとする...


冒頭のシークエンスで、「コロッサス」は起動後にソ連側のコンピュータ「ガーディアン」(なんで英語なんだ?)といきなり交信を始めたうえに、それを切られると報復として核ミサイルを双方が発射する。米国側は間一髪で撃墜したもののソ連側は失敗。それをオペレーションセンターの大統領を含め、コンピュータの開発責任者であるフォービン博士は緊迫感なく、ただ米国に被害がなかったことに胸をなで下ろしているだけ。

うわ、なんというのんびりさ加減だ! 最後までハラハラドキドキ感は薄くストーリーは平板な印象。如何せん物語の結構が古すぎ。この内容であれば最近の映画なら冒頭の10分程度で語り終えてしまう。つい最近に鑑賞した『 イーグルアイ 』とある意味で同じアイデアだが。

当時としては最先端だったのだろうコンピュータのつくりやテレビ電話、そしてセットなどレトロフューチャーで良い感じなんだが、全編にわたってコンピュータルームや大統領のオペレーションルームなど室内が舞台である場合が多くいかにも低予算という感じ。音楽や効果音も少なく鑑賞者に対する出力が低い。逆に言えば最近の映画の出力の大きさの凄まじさがわかろうというものだ。人間はより大きな刺激を求めるものなのだね。

今回DVD化される以前から伝説の名作の呼び声が高かったらしいし、web上でも評判は良いが『 カプリコン・1 』や『 アンドロメダ・・・ 』のようなケレン味のある映画を期待していた当方には少し食い足りなかった。買ってまで観るまでもなかったというのが正直なところ。気になる人は100円セールをやっているレンタル店で見かけたら鑑賞してみてください。

ちなみに本作は吹替版での鑑賞がお奨め。ルパン三世の声を演じていた故・山田康雄氏が主人公フォービン博士の吹替えをしています。


タグ:【洋画】SF
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