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小宮一慶:『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』(ディスカヴァー・トゥエンティワン) [book]

ビジネスマンのための「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書)

ビジネスマンのための「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書)

  • 作者: 小宮 一慶
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2008/02/27
  • メディア: 新書

ここ数年間、数字とにらめっこする機会の多い職場にいる。バリバリの文系で数字が苦手と公言してはばからない当方にとっては意外な職場なのだ。でも、よく考えればどんな仕事だってそれが商売じゃなくたって数字と無縁でいられる仕事なんかない。どうやったって人間は数字から逃れられない。むしろ、数字を言葉のように扱えるようなスキルを持つほうが自分にとっていいのではないか。そんな優等生的前向きなことを考えてみたりさえする今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

さて本書は最近流行の「フェルミ推定」の前工程習得書とも言えるような本。すなわち仮説を立てるにしても基礎的な数値が日常的なものとして自分のものになっていなければならない、ということを言っていると読んだ。

よくある「日本にピアノの調律師は何人いるか」なんて設問を考えるに当たって、まず必要な数値は全国の世帯数だったりする。そんな数値は少なくとも会社員たるもの知らなければいけない、というような。ようするに常識ってことですね。常識は持ちなさい、という当然の主張が込められているとともに、そういう常識を持っていると世の中変わって見えますよ、という主張もわかりやすい。

新書版で大きい活字、それでいて税抜き1,000円は高いように思えるが充実度は高い。「フェルミ推定」に興味のある人や、その他仮説思考に興味のある人は手にとっては如何。


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