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安藤健二:『封印作品の闇』 [book]

封印作品の闇―キャンディ・キャンディからオバQまで (だいわ文庫)

封印作品の闇―キャンディ・キャンディからオバQまで (だいわ文庫)

  • 作者: 安藤 健二
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2007/09/10
  • メディア: 文庫

出張帰りである。帰りも4時間だ。苦しい。ましてや昨晩は25時まで飲んでしまったので、眠くてしょうがない。とはいえ4時間もぶっ続けで眠れるはずもなく本書を手に取る。

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内容(「BOOK」データベースより)
『キャンディ・キャンディ』『サンダーマスク』『ジャングル黒べえ』『オバケのQ太郎』―。これらの作品の封印は、なぜいつまでたっても解かれないのか。差別表現の問題だけで作品が封印されるのではない。合作の場合には、著作権の問題で封印されることもある。文庫化にあたって新章を追加し、オバQが封印された真相を初めて明かす!『封印作品の謎2』を新編集、改題文庫化。

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これは第二作という位置付けで、第一作の『封印作品の謎』は まだ読んでいないんだけど、それが楽しみになる出来映えだ。知的好奇心と野次馬根性って紙一重のところがあって、この本は知的好奇心を満足させる、というものではない。けれど、封印作品のスキャンダラスな側面のみをクローズアップするような品のない作品となっていないのは著者の真摯な姿勢と熱気からくるものだろうと思う。アングラなサブカルものという認識で食わず嫌いはもったいない好著。


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