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2011年07月の読書メーター [a day in the life]

7月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1118ページ
ナイス数:0ナイス

マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)
読了日:07月30日 著者:マイケル・ルイス
チリ33人 ~ 生存と救出、知られざる記録チリ33人 ~ 生存と救出、知られざる記録
読了日:07月27日 著者:ジョナサン・フランクリン
MM9―invasion―MM9―invasion―
読了日:07月15日 著者:山本 弘

読書メーター
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マイケル・ルイス:『マネー・ボール』(武田ランダムハウスジャパン) [book]

マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)

マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)

  • 作者: マイケル・ルイス
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2006/03/02
  • メディア: 文庫

ひとり暮らしが三年目ともなると、ひとり居酒屋はもちろんのこと、ひとり焼肉やひとり回転寿司も怖くなくなってくる。そのときには手持ち無沙汰なので文庫本を小脇に抱えて行ったりするのだが、多くの場合、数ページで読むのをやめてしまう。ところがね、本書は喧騒の居酒屋に一人いながら三分の二を読みきってしまった。もちろん、それくらいおもしろくて夢中になれるということだ。


内容(「BOOK」データベースより)
メジャーリーグの球団アスレチックスの年俸トータルはヤンキースの3分の1でしかないのに、成績はほぼ同等。この不思議な現象はゼネラルマネージャーのビリー=ビーンの革命的な考え方のせいだ。その魅力的な考え方はなんにでも応用できる。マイケル・ルイスはこの本で、その考え方を、切れ味のいい文体で、伝記を書くように書いた。ここには選手たちがたどる数々の人生の感動と、人が生きていくための勇気が溢れている。

梗概に記述されているように、アスレチックスが異色であることは、はなしには聞いていたが、どうやら映画化されるらしいことを知り文庫ということもあって入手したのだった。どのように異色であるかといえば、これまた梗概にあるようにコスト対パフォーマンスが異常に高いと言うこと。

実際、本書で描かれる中心人物であるアスレチックスのゼネラルマネージャーのビリー・ビーンが「1997年10月にGMに就任してから、2007年度シーズン終了時点までの10年間に積み上げた白星は、ヤンキースとレッドソックスに次ぐアメリカン・リーグ三位の901個。この間、チームをプレーオフに5回導いている」とのこと。詳しくは下記リンクを参照ということで丸投げしておこう。

◆ビリー・ビーン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%B3

なぜそんなことが可能だったのか? 一言で言ってしまえば、勝率を上げるための要素分析の結果、従来まで重要視されてこなかった要素を評価の基準にしたということだ。一例を挙げれば、「出塁率」というものがそう。ちなみに、本書では意外にその細部については触れられていないので、読もうと思われている方は事前に上記のWikipediaの記事を参照しておくことをお奨めする。

当方が興味深く思ったのは、ビリー・ビーンの片腕とも言えるポール・デポデスタという人物。ハーバード大卒の秀才でプロ野球未経験者の彼が、冷徹にシーズンの見通しを立てるシーンは秀逸(193~194ページ)。プレーオフに進出するための勝ち数95勝・得失点差135点をはじき出した彼はこう言う。


「95勝上げてプレーオフに出られないケースはほとんどありません」とポールは言う。「もし95勝してだめだったら、それはそれでいいんです」
 

なんだか、プロ野球球団組織に属する人物とは思えない。本書のおもしろさは、セイバーメトリックスの考え方を導入した弱小球団がいかに躍進したのか、という面がもちろん大きい。けれど同等かそれ以上に、これまで主流だった野球に対するアプローチに捉われずに「我が道」を行く人々を描く「畸人伝」のおもしろさがあると思う。

最後に、歯切れが良く読みやすい翻訳もリーダビリティの高さに貢献していると感じた。翻訳モノというと読みにくいと思っている方にもお奨めできる秀作だ。


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久しぶりにPCを組んでみる [gadget]

久しぶりにPCを組んでみようと思い立ったのは、配偶者が自宅のTVを買い換えるとのことからだった。そのうえ、HDDレコーダもご所望だったのだが、これは当地で当方がまったく使っていない、液晶ディスプレイに接続しTVとして使っているBru-ray HDDレコーダを献上することにした。

ところがね、献上するとTVが視られない。当方はまったく困らないが、配偶者がこちらに来たときに視られなくなってしまい、ピーと泣かれると困る。もちろん、視るだけというのが目的ならHDMI出力付の地デジチューナーが10K円ほどで販売されているし、後々を考えると BUFFALOからレコーダー機能搭載のTV用地デジチューナーなんてものも発売されていて、それはそれで購入の価値ありと思ったのだっだ。

おーそれでいいじゃないかという意見は多いだろうけど、なんだかロマンがない。オトコはもっとロマンを求めるべきではないのか、と心は真冬の日本海に漂うワカメのように激しく葛藤した。そう、葛藤したのだよ。その結果、PCI接続の地デジチューナもあることだし、久しぶりにPCを組んでみようと決心したのだった。

…うん、お察しのとおり言い訳だ。単に組み立てたくなったってだけのことだよ、てへ。

決心したからには、新マシンのコンセプトが必要だ。あれやこれやと脳内会議の結果として以下のようなものになった。

  1. イニシャル/ランニング・コストともに低廉であること
  2. 必要最低限の性能を有すること
  3. 今後のアップグレード・パスがあること

1.については、手持ちパーツの流用はもちろん、できるだけ安価なパーツ購入を心掛けることにした。また時節柄、電力をバカ食いするCPUは避け、映像出力もマザーボードにオンボードのものでよしとすることにした。

2.については、Windows 7が快適に操作できることと、地デジやBlu-rayが普通に視られるだけの性能があればいいこととした。3D-CGのレンダリングや動画のエンコードを1秒でも速く、という性能は求めないということだ。いや、まあ、そんなことはしないんだけど。

3.については、こればっかりはこの世界は「一寸先は闇」なのでなんとも言えないが、今後の発展が見込めそうにないプラットフォームは避けることにした。

上記のコンセプトから選定したパーツ類は以下のようなものになったのだった。

パーツ分類 型番等 税込価格(円)
M/B ASRock:H67M-GE 9,980
CPU Intel:Pentium G840 6,880
Memory A-DATA:AD3U1333C4G9-2 (DDR3 PC3-10600 4GB 2枚組 9,960
(@4,980*2)
HDD WesternDigital CaviarGreen 3.5inch 5400rpm 2TB 64MB SATA/3.0Gbs WD20EARS-R 7,392
その他 玄人志向:USB3.0N4-PCIe -
  玄人志向:SERIALATA-DAT 1,547
OS Microsoft:Windows 7 Professional SP1 -
  48,559


…うーむ、ロマンを求めているわりにはまったく面白みのない構成になってしまった。実はかなり反省している。弊blogのガジェットパートを好んでお読みになっておられる方は、もっとムチャをやらかすのではないかと期待されていたかもしれない。本当にすまないと思う。

それでもね、ひとつだけ特徴といえば言えそうなのがメモリを16GB積むことだろうか。…ええ、そうですとも、ご指摘を受けるまでもなく、これだけのメモリを有効活用できるアプリケーションソフトは使っていない。だってしょうがないじゃない、安かったんだし、空いているスロットは埋めないと気がすまないのがPC組立愛好者なんだし。

と、長々チラ裏してしまったが、注文したパーツ類も揃ったので、週末に組み立てることにしよう。それまでに、気が向いたら各パーツの紹介をエントリしますー。


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