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『ブラック・スワン』 [movie]

原題: Black Swan
監督: ダーレン・アロノフスキー
キャスト: ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー
製作国: 2010年アメリカ映画
配給: 20世紀フォックス映画
上映時間: 108分


ストーリー
ニューヨークのバレエ団に所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、元バレリーナの母とともに、その人生のすべてをダンスに注ぎ込むように生きていた。そんなニナに「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが巡ってくるが、新人ダンサーのリリー(ミラ・クニス)が現れ、ニナのライバルとなる。やがてニナは自らの心の闇にのみ込まれていく…。

久々の映画だ。どのくらい久々かというと、今年ももはや半分を過ぎようというのに鑑賞数が三本目だ。壊滅的な数字といっていいだろう。まあ、観たい映画が少なかったということはあるが、『ツーリスト』だってスルーしちゃったし、映画鑑賞意欲が薄れてきてしまっているとはいえる。とはいえ、土曜日にTOHOシネマズの日があたったとあらば、これは行かざるをえまい。

4ヶ月ぶりの映画鑑賞の一本目である本作は、配偶者が当地に滞在していた際にテレビCMでも盛んに喧伝していた。なんかね、CMを見る限りでは安手のホラー映画のような印象。そんな印象の作品でナタリー・ポートマンがオスカーを獲ったというのだからなおさら興味深い。

で、結論を申し述べると、当方にはわからない種類の映画であった。ネット上で評判をみる限りでは相当に評価が高いのだが、正直に申し上げると「なんで?」という感じ。プロットが弱いのかね。大役のプレッシャーに押しつぶされそうなバレエ・ダンサーが狂気に呑みこまれていく、というようなものだが、それだけで当方には108分はもたなかった。

もちろん、ナタリー・ポートマンの鬼気迫る演技は怖いほど。ディテールについても、たとえばニナの部屋はなぜあんなに子どもっぽいのかとか、背中の傷は何を意味するのかとか、ほとんどが自宅と稽古場しか舞台にしていないとか、なんだかいろいろと考察すべき点はあるのだろうが、当方には消化できなかった。

本作はほとんど予備知識なしに鑑賞しに行ったので、以前に鑑賞した『 レスラー 』のダーレン・アロノフスキー監督作品とは知らなかった。それよりもね、同監督は『 レクイエム・フォー・ドリーム 』のほうが有名だと最近になって知った。あまり明るい映画を撮る監督ではないんだね。


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