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SONY:電子書籍リーダー"Reader"(PRS-350)で青空文庫を読めるようにした [gadget]

のっけからwikipediaからの孫引きで恐縮だが、青空文庫とは「日本国内において著作権が消滅した文学作品、あるいは著作権は消滅していないものの著作権者が当該サイトにおける送信可能化を許諾した文学作品を収集・公開しているインターネット上の電子図書館」のこと。

さて、当方が愛読するblog"迷跡日録"で迷跡さんがReaderを買って、青空文庫のデータを変換して海野十三をお読みになっているらしい("うんのじゅうざ"と読むのだよ)。青空文庫の存在は知っていたが、当然のことながらクラシックな作家しかいないわけで、当方とはあまり縁がないものと思っていた。

と思っていたところ、予てから読まねばと思いながら四半世紀以上を経てしまった作品があることに気づく。あの夢野久作の『ドグラ・マグラ』だ。リンク先に記述されているように、日本三大奇書といわれるのは同書と『黒死館殺人事件』,『虚無への供物』の三作品。

このうち、『虚無への供物』は中学生時分に読んでいる(イヤなガキだね)。『ドグラ・マグラ』については、下掲の角川文庫のものがその時分から発売されていたが、米倉斉加年による装丁画のモノ凄さに買いそびれてしまったということはある。




そういえば、おそらく上記の角川文庫版について"Yahoo!知恵袋"でおもしろい相談があったので紹介しておこう。


◇息子が「ドグラ・マグラ」という本を持ってます 表紙のイラストが怪しげです 裏表... - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1027682090

閑話休題。青空文庫のデータを電子書籍リーダの代表格であるAmazonのKindleで読めるようにするには"青空キンドル"あたりが一般的だろうしReaderでも使用できるようだ。当方は今回、「ChainLP」というフリーのソフトウェアを使用してみた。

 3.JPG2.JPG
■ソフトに青空文庫のデータをD&Dすれば準備完了
■後で気づいたのだが、起動すると、解像度がデフォルトでReaderのものになっていた
1.JPG 
■デフォルトの設定値では、当方にはフォントが細くて読みにくかったため、ボールド値をXYともに一つ上げると適度に濃い文字になった 


ファイル形式をpdfにして出力。1MBない青空文庫のtxtデータが、pdfに変換すると100MB超になるのにはおどろいた。それなりの容量だが、ストレージ容量が枯渇してきたら当機から削除すれば良いだけのことだ。

実際に読んでみると、pdfとxmdfではページのめくり方が逆ということがあり、これはなかなか慣れない。文字は小さめで初期老眼の当方にはいささか苦しいモノがある。

それでもね、無料の電子書籍データをPCではなく閲覧専用端末で読めるのは便利だ。などと書いていたら、『黒死館殺人事件』も発見。これも早速pdf化して読んでみることにしよう。


タグ:PRS-350
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