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『エイリネイト -侵略地区-』 [movie]

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原題: Alienate
監督:マイケル・シャムウェイ
出演:ブレイク・ウェッブ、テイタム・ラングトン
製作年: 2016年
製作国:アメリカ
配給:ファインフィルムズ
上映時間:86分

本作は「未体験ゾーンの映画たち 2016」と銘打たれた、未公開作品ばかりを集めた劇場発の映画祭で上映されたもの。最近はB級の洋画ってあまり劇場にかからずDVDスルーになっちゃうので良い試みだと思う。そんなわけで久々にヒューマントラストシネマ渋谷に出かけたのだった。そういや、前に来たときはシネカノンと言ってたくらいだから、もう10年以上ぶりなのか。

最近の大手のシネコンは確実に稼げるものしかかからないように感じている。客数減でリスクは取れないということだろう。CMやら予告編やらに20分以上かけて観客を拘束し、果てには映画泥棒呼ばわりするんだから、そりゃお客さんは離れていくよね。
解説
妻との冷め切った関係に悩む男デイビッドは、妻と距離を置くため出張に出る。しかし出張先で突如として飛行機が墜落しはじめ、電波塔まで倒壊してしまう。それは、地球に襲来した何者かの仕業だった。デイビッドは一刻も早く自宅へ帰るべく奔走するが…。
さて鑑賞後の率直な感想は、当方の期待とは異なる映画でありました。破綻しかけた夫婦が緊急事態でお互いの大切さを再認識していく、という大枠なんだろうが、そのきっかけがエイリアンの侵略であるという必然性がないところがつらい。

あと、時間軸を前後にシャッフルする構成はありがちなものなんだけど、その手法の必然性もあまり感じられない。かえってストーリーのテンポを阻害している。サイドストーリーにもほっぽらかしの部分があり、概して完成度は低い。

原題の"Alienate"は「〈人・愛情などを〉遠ざける,不和にする」という動詞なので、エイリアンの侵略というストーリーは特に重要視されているわけではないのかもしれない。それにしても米国映画のエイリアンってあの典型的な造作になるのかね。あの見た目が彼らにとってのアイコンなのかもしれない。なんとも消化が難しい映画でありました。


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