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『ダークナイト ライジング』 [movie]

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原題 The Dark Knight Rises
製作年: 2012年
製作国: アメリカ
配給: ワーナー・ブラザース映画
上映時間: 165分
監督: クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール,マイケル・ケイン,ゲイリー・オールドマン,アン・ハサウェイ,トム・ハーディ,ジョセフ・ゴードン=レヴィット,マリオン・コティヤール

■■■
ひさびさの映画鑑賞である。というかひさびさのエントリである。忙しいのだ。心折れそうな日々が続いている。よく失踪しないで済んでいると、自分でもつくづく思うのである。

さて、本作は初のIMAXでの鑑賞作品だ。IMAXとはなにか、についてはこのあたりを参照してもらうとして、追加料金がかかるのが癪ではある。当然のことながら前売りを握りしめて行ったのだが、追加料金は700円。そうでなくても2,000円。つまり、どっちにしても同額になってしまうというのは気に食わない。だったら、ネット予約したほうが良かったと思ってしまうのだった。

肝心の映像や音響に関してはどうか、というと、たしかに映像はクリアという印象を受ける。ところがね、当方はそういうのってあまりわからないのだ。Blu-rayとDVDの画質にあまり違いを見出せないのだからしょうがない。一方で音響関連はどうかというと、うーん、なんだかね、低音のビビリ音がやたらと目立っていたような気がする。もちろん、それは施設の個体差(というのか?)があるのかもしれないが。

それよりも不思議だったのは、本作がTOHOシネマズで、大きなスクリーンの劇場での上映がほとんどなかったこと。いつもなら本八幡か錦糸町あたりで鑑賞するのだが、小さいスクリーンばかりだったので、わざわざ追加料金をかけて木場の109シネマズまで出かけたのだ。米国では館内で乱射事件が起きたりとか、なんらかの大人の事情でこうなってしまったのかなあ、などと想像して赴いたのだった。以下、内容に触れる部分があるので読みたい方は続きを読んでください。

なるほど、これは大々的に宣伝できないだろうなあ、という内容だ。なにしろ、核融合炉がメルトダウンとか、上空から俯瞰する都市崩壊シーンとか、登場人物たちが濁流に押し流されるシーンが数箇所あるとか。クリストファー・ノーランの脚本が、日本国の事情を考慮していたかどうかは知らないが、まあ、このシチュエーションは促進するにはきついものがある。

さて、肝心の内容だが、哲学マンガと思わせるくらいの奥行きのある世界観を醸成していた前作に比べると、深みは劣るといわざるを得ない。特に終盤の警察官たちの戦いとか、ああいう演出でいいのか、と思ってしまう。ちょいと無謀過ぎないかい。

あと、中盤の中だるみはちょっと、と思ってしまった。前作では時間があっという間に経ってしまったのだが、本作は冗長な部分が多いように思える。冒頭の飛行機上における戦いのシークエンスの見事さがもったいない。

もちろん、凡百の作品に比べれば水準は高いのだが、人に勧められるかというと、うーん、迷ってしまうね。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットとアン・ハサウェイの存在感は○。クリスチャン・ベールがかすんで見えてしまったよ。


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