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『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』 [movie]

原題: Mission: Impossible - Ghost Protocol
製作国: 2011年アメリカ映画
配給: パラマウント
キャスト: トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、ポーラ・パットン、ジョシュ・ホロウェイ、マイケル・ニクビスト、アニル・カプール
監督: ブラッド・バード


あらすじ
IMFエージェントのイーサン・ハントは、ロシアのクレムリンに潜入し、コバルトという男の情報を取り戻すというミッションに参加する。しかし、彼らの潜入中に何者がクレムリンを爆破してしまう。IMFの犯行とみなすロシアとの関係悪化を恐れ、米国は“ゴースト・プロトコル”を発動し、IMFの機能を停止させた。しかし、コバルトが核戦争の勃発を計画している事に気付いたイーサンは、チームの4人だけでコバルトを追うのだった…。

このシリーズは全作を鑑賞しているが、愉しめたのは第一作だけ。二作目以降はなんだかなあ、という感じだ。とはいえ、これまた乗りかかった船であり、予告編も鑑賞意欲をそそるものがあったため映画館に向かったのだった。

上映時間133分をだれることなく鑑賞させる手腕はさすが。ただね、だれないのは、全編がクライマックスとでも言うべき構成によるもので、プロットの緊密さからではない。基本的にはマクガフィンをめぐる逃走と追跡の直線的な物語だから、そのあたりに愉しさを求めるべくはない。では、ミッションごとに小技が効いているかというとそうでもない。原案の「スパイ大作戦」の愉しさを期待してはいけないと思う。

そして、ロシアからドバイ、そしてインドへと世界を股に駆ける舞台設定ながら、意外にスケール感に乏しいのが苦しい。ラストでの敵との闘いの舞台が立体駐車場では、なんだかさびしすぎるように思ったぞ。

そんな中で、俳優陣の演技は立派。特にジェレミー・レナーの存在感は一部トム・クルーズを食っていた印象。コメディリリーフのサイモン・ペッグは、悪くはないものの作品全体の雰囲気にはそぐわなかった。当方がもっとも注目したのは、女殺し屋を演ずる仏人女優レア・セドゥー。金髪の宮崎あおいという感じです。

肩の力を抜いて、突っ込みどころに目をつぶれば、愉しめる作品というのが結論。しばらくしたら、記憶から内容がすっぽりと抜け落ちてしまっているでしょう。


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