Logicool Wireless Trackball M570がやってきた [gadget]
ポインティングデバイスというと何やら畏まった物言いだが、PCの場合、一般的にはデスクトップであればマウス、ノートで言えばトラックパッドなど、ポインタを操作するマン・マシン・インタフェースのこと。
そして、困ったことに当方はポインティングデバイスとしてのマウスもトラックパッドも好きではない。いや、高性能なマウスは好きだし買ってはいるのだが、じゃあ実際に仕事や趣味で使っているかというとほとんど使わない。
じゃあ、何を使っているのかと言えば、今回のお題のトラックボールであり、ThinkPadシリーズのトラックポイントが至高と思っている。思い返せば、はじめて買ったノートパソコンはThinkPadであり、二台目はPanasonicのLet's note miniなのだから三つ子の魂百までである。1998年に初めてPCを組み立てたときのポインティングデバイスもMicrosoftのトラックボールだった。
その後、同社のTrackBall opticalとの相性が良かったらしく、かれこれ8年ほど使っている。ところが、ご存知の通り同社はトラックボールの生産から撤退してしまった。予備を買っておけば良かった、と思えども後悔先に立たず。辛うじてTrackball exprolerを購入したが、これは人差し指で転がすのでアウト。当方は親指で転がしたい派なのだ。
もちろん、ポインティングデバイス・メーカーの一方の雄であるLogicoolがトラックボールを発売していることは知っていたが、同じ親指転がしでも、これはウェブ・ブラウザの「進む・戻る」ボタンがなかったりして物足りない。同社トラックボールのフラッグシップであるCordless Optical TrackManは人差し指転がしなのでこれまたアウト。
そう、ケータイではストレート端末を好むように、ポインティングデバイスではトラックボールを好むという少数派。何しろ、会社の人が当方のPCを触ると、トラックボールをマウスのように動かそうとしているくらい珍しいのだ、一般的には。ああ、このままこのデバイスは滅びていってしまうのか、と絶滅危惧種を儚むような思いでいたのだった。
ところが、である。今回、Logicool様がやってくれたのだ。親指転がしで5ボタン、しかもコードレスというオマケ付き。これは買わずにおくべきか(いや、買わざるをえない、という反語もしくは修辞疑問文)。というわけでさっそくポチッたのだった。それではいつものように開封の儀。
実は、これは本機を使いながら書いているのだが、結論を申し述べよう。世界の親指転がし派トラックボーラーの諸兄は躊躇わずに買いましょう。これだけのものが樋口一葉一枚で買えるうえに、おつりまで貰える歓びを是非とも味わってほしい。そして、一葉一枚でこれだけのプロダクツを提供してくれたLogicool様には最大級の敬意を払いたい。さらに、レッドリストに載りかけていたトラックボールを今後も造り続けてもらえるよう応援したい。
使用感は、また機会あらば申し述べるとして、とにかく掌に納まるコンパクト感がすばらしい。よもやトラックボールでこれだけコンパクトなものに巡り会えるとは思わなかった。それだけでも凄いので、あとはもういいや。予備を買っちゃおうかな。というか買っておこう。
こういうものに出会うと、トラックパッドだから購入範囲外だった新しいMac book airの11インチ版が欲しくなっちゃうんだよな。あ、いえ、聞かなかったことにしてください>配偶者
LOGICOOL ワイヤレストラックボール Unifying対応超小型レシーバー採用 M570
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