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『アーマード 武装地帯』 [dvd]

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原題: Armored
監督: ニムロッド・アーントル
脚本: ジェームズ・J・シンプソン、クリス・パーカー
出演:マット・ディロン、ジャン・レノ、ローレンス・フィッシュバーン、スキート・ウールリッチ、アマウリー・ノラスコ、アンドレ・ジャマル・キニー、マイロ・ビンティミリア、フレッド・ウォード、コロンバス・ショート
製作国: 2009年アメリカ映画
上映時間: 87分
配給: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
マット・ディロン、ジャン・レノら実力派キャスト共演で贈る犯罪アクション。装甲輸送車で大金を運ぶ職務に就く6人の男たちが現金強奪計画を遂行するが、予期せぬアクシデントをきっかけに事態は思わぬ方向に転がり…


というありがちな物語に、どのような付加価値を与えられるかがこの手の映画の成否の分かれ目。残念ながら本作にはその付加価値はまったく感じられなかった。この脚本にGoを出した製作者は何をどのように考えてOKを出したのか不思議ではある。

なお本作は、ご覧になった方ならおわかりの通り、その3分の1近くの時間(すなわち30分間近く)のあいだ、登場人物たちがひたすら餅つきをしている。究極の餅つき映画と命名したい。なんのこっちゃ、と思われるかもしれないが、観ればわかる。

閑話休題。おそらく脚本が目指したのは、閉鎖空間における犯罪者たちの闘いみたいなものだったのだろう。それを配給会社がアクション作品のような装いで売り出したのが間違いのひとつ。そして、同じ廃工場(本作では廃鉄鋼場)を舞台にした映画でありながら、脚本の緻密さやサスペンス、そしてストーリーの意外性で(おそらく本作よりも低予算の)『 unknown/アンノウン 』に負けてしまっている。

というか、犯罪者一味が、そんなに何度も装甲現金輸送車に籠城している人間を自由に出入りさせちまっていいものかね。緊迫感などありやしない。拳銃の弾さえ跳ね返す防弾仕様の装甲輸送車の床がわりと簡単に外れたりとかさ。突っ込みどころは満載。マット・ディロンが酷薄な首謀者役をうまく演じているのだけが唯一の見所か。お奨めできない作品を紹介してしまい申し訳ないが、ま、これも当方の備忘録ということでご容赦いただきたい。


アーマード 武装地帯 コレクターズ・エディション [DVD]

アーマード 武装地帯 コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

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