『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』 [movie]
原題:
The A-Team
監督:
ジョー・カーナハン
脚本:
ジョー・カーナハン、スキップ・ウッズ、ブライアン・ブルーム
音楽:
アラン・シルベストリ
出演:
リーアム・ニーソン、ブラッドリー・クーパー、クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン、シャルト・コプリー、ジェシカ・ビール、パトリック・ウィルソン、ジェラルド・マクレイニー、ブライアン・ブルーム
製作国:
2010年アメリカ映画
上映時間:
118分
配給:
20世紀フォックス映画
ストーリー
80年代に人気を博した米TVドラマ「特攻野郎Aチーム」を、リドリー&トニー・スコット兄弟のプロデュースで映画化。無実の罪を着せられた4人の破天荒集団“Aチーム”が、汚名を晴らすために奇抜な作戦で事件の黒幕に迫る。リーダーで天才戦略家のハンニバルにリーアム・ニーソン、調達屋のフェイスにブラッドリー・クーパー、用心棒バラカスに元世界UFCライトヘビー級王者のクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン、敏腕パイロットに「第9地区」のシャルト・コプリーが扮する。
テレビで放映されていた「特攻野郎Aチーム」シリーズは一度も視聴したことがない。そんな当方でもフツーに愉しめる娯楽作品としてお奨めできる一本。
冒頭のチーム結成に至るビギンズとなるエピソードから8年後の現在、戦争のどさくさで偽札の原版を持ち出そうとするイラン軍とそれを阻止せんとするCIAの要請で動き出すAチーム。また陸軍の犯罪捜査司令部(CID)も介入し四つ巴の様相を呈する中、奪取作戦を成功させたハンニバル以下Aチームだが…。
当方が想像していたアクションメインの作戦ではなく、「スパイ大作戦」を思わせるミッション;インポッシブルのクリアがメインというのが意外。テレビシリーズもそうだったのだろうか。とにかく、モヒカンの登場人物がいるってだけで食わず嫌いだったのは間違いだったようだ。
さて、本作最大の見せ場は落下傘降下する戦車での戦闘場面。いや、どう考えたってあり得ないシチュエーションなんだが、これが一種のコメディシーンともなっていて、その不条理感のある笑いは好むところである。以降、物語が閉じていくにしたがってテンションも下がってしまうところが勿体ない。
ハンニバルを演ずるリーアム・ニーソンはさすがの貫禄。パイロット役のシャルト・コプリーは、なんとあの『 第9地区 』で主人公のヴィカスを演じていた人。ぜんぜん気づかなかったw パトリック・ウィルソンが不遜なCIA職員の役を好演している。
基になったテレビシリーズを視ていた人はどう思われるかわからないが、当方にはルパン三世シリーズを想起させる世荒唐無稽なアクションコメディ映画として愉しめた。ポップコーンなど頬張りつつ、お気楽に鑑賞するにはもってこいの作品。
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