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『FRINGE / フリンジ 〈ファースト・シーズン〉』 [dvd]

FRINGE / フリンジ 〈ファースト・シーズン〉コレクターズ・ボックス1 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD
FRINGE / フリンジ 〈ファースト・シーズン〉コレクターズ・ボックス2 [DVD]

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  • メディア: DVD

ようやくファーストシーズンを視聴し終えた。結論を申し述べると、期待していたおもしろさには欠けるところがあったが、全体としての水準は低くない。セカンドシーズンもきっと視聴しちゃうんだろうな、というところだ。以下、所感を記述しておこう。

■謎の大風呂敷を広げすぎ
当初は「パターン」という謎の現象の数々を解明していく物語が、終盤では謎の組織の活動を追求する物語に変貌し、最終エピソードではSF的な世界観の導入が予感される。変貌するのはいいのだが、序盤に置かれた伏線はわりとほっぽりぱなしと思える部分がある。この後きちんと回収されるのだろうか。

■参集した人物たちの過去の繋がりがありすぎ
あの人もこの人も、実は以前、こんなことに関連していました的な、ある種ご都合主義的なところが物語全体の緊迫感を削いでしまっているように思う。また、主人公の組織内の旧敵の裏切りの内容についてはファーストシーズンでは追求されないなど、なんだか詰めが甘い。

■科学的リアリティについて
博士が天才なのはわかるとしても、たとえば解毒剤を作るなんて言うのはあんなに簡単にできないように思う。本来は、そんな科学的リアリティの積み重ねが物語に奥行きを与えると思うので惜しいところ。

■各エピソードのオリジナリティについて
どこかで観た・読んだネタの変奏曲が多いように思える。人間発火のエピソードでは、スティーヴン・キングの『ファイア・スターター』への言及があったりする。本歌取りはいいのだけれど、上述のようにリアリティの積み重ねが不足しているので元ネタのおもしろさを生かし切れていない。

順不同に書き連ねてしまったが、文句ばっかりだ。うーん、それくらい本シリーズには期待しているということにしてほしい。結局、セカンドシーズンは間違いなくレンタルするだろう。主演のアナ・トーブは、華はないのかもしれないけど、安定感のある演技をが好もしいし。アイソレーション・タンクに籠りたがってばかりだけどねw。


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