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『ホワイトアウト』 [bd]

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原題: Whiteout

監督: ドミニク・セナ
原作: グレッグ・ルッカ
脚本: ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー、チャド・ヘイズ、ケイリー・W・ヘイズ
出演: ケイト・ベッキンセール、ガブリエル・マクト、トム・スケリット、コロンバス・ショート、アレックス・オローリン、ショーン・ドイル
製作国: 2009年アメリカ映画
上映時間: 101分
配給: ワーナー・ブラザース映画

■■■
映画館で映画鑑賞する機会が少なくなったことで、一つだけ良いことがある。それは、予告編を観ないで済むようになったことだ。いや、確かに、予告編で鑑賞意欲を掻き立てられることも多いんだが、それ以上に予備知識を持たずに鑑賞に臨めることの意義は大きいのだ。

本作は近所の映画館で掛かっていたので、鑑賞しようと思えば行けたんだろうが、なんとなくスルーしてしまった。予告編を観ていれば行ったかもしれないし、観ていなかったので予備知識がなくて良かったともいえる。結果は、当方好みだったので映画館で観たかった、というところだ。


ストーリー
米国連邦保安官のキャリーは、あと3日で2年間の南極勤務を終えようとしていた。そんな中、胸を一突きにされた奇妙な他殺体が発見される。それは南極大陸初の殺人事件。捜査を始めた彼女は、氷土の下に長い間埋もれていた衝撃の事実を知るが…


原作はグレッグ・ルッカという作家のグラフィック・ノヴェル。同じ作者ではないけど、いま手元には『 WATCHMEN 』のグラフィック・ノヴェルがあるんだが、まだ封を切っていない状態。だから、日本のマンガとどう違うのかは当方にはよくわからない。

今回、レンタルしたブルーレイにはその原作者のインタビューが収録されていて、そもそものアイデアの核は「米国の南極基地には連邦保安官が常駐しているらしい」という情報だそうだ。昭和基地に警察庁の人は常駐しているのだろうか。

閑話休題。本作でまず困ったのは、舞台が南極だけあって登場人物たちが一様に同じような防寒服を着ているから、誰が誰だかよくわからないこと。クライマックスの氷上での三つ巴格闘シーンなんか、まったくわけがわからなかった。

あと、背景として、大型の嵐が近づいているから、早々に基地を退去しなければならないというタイムリミットサスペンス的な味付けもある。ところが、その背景が説明不足なのでまったくサスペンスになってない。101分という短尺は、そんな枝葉を切り落とした末の時間なのだろうが、結果として緊張感を削いでしまっているところが惜しい。

とはいいながらも当方が愉しめたのは、南極大陸という閉ざされた世界での連続殺人と、その舞台にはミスマッチな女性の連邦保安官の活躍というシチュエーションが新奇だったから。そして、ピッケルを振り回して襲ってくる犯人の姿はほとんどホラータッチ。誤解を承知で言うと、全体の雰囲気はレニー・ハーリンの『 マインドハンター 』と似たような印象で、全編を貫くB級テイストが当方の好みに合致したからなのだった。

それにしても、ケイト・ベッキンセールの美人っぷりといったらない。なんでこの作品に出たんだろう?


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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray

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