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清水草一:『港区ではベンツがカローラの6倍売れている』(扶桑社) [book]

港区ではベンツがカローラの6倍売れている―データで語る格差社会 (扶桑社新書 26)

港区ではベンツがカローラの6倍売れている―データで語る格差社会 (扶桑社新書 26)

  • 作者: 清水 草一
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2008/02/29
  • メディア: 新書

しばらくエントリをサボってしまった。実は3日間、研修を受講していたのだ。普段通っている場所の会議室が会場だからいつもと変わらないだろうと思うとさにあらず。脳みそが研修モードになり、頭がイッパイになってしまった。本を読むのと同程度の情報量が注入されたわけだ。では、できるだけさらりと読めそうなのを、ということで本書を手に取る。

研修の実習でもあったが、タイトルからは「フェルミ推定」を連想するがそういう内容ではなく、著者はデータをきちんと調べ実証していく。そこに見いだされたのは、格差は当然ながらむしろ地域性による利便性とか有用性とかでの選択、ということらしい。まあ、当たり前だが。

そのほか、「別荘地」や「高級住宅街」、「クレジットカード」などの格差についてレポートされている。驚くのは、日本にもこんな金持ちがいるんだな、ということ。だって、月の給料が3千万円だって人がいるんだから。 一方で自己破産がわりと簡単にできることや、生活保護について語られているが、著者の視線はその根幹の問題ではなく、今の日本の雰囲気のようなものについて注がれている。確かに今の日本は犯罪でも犯さない限りなにをやっても自由、という雰囲気なのだから。


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いぬのきもち

これは港区に法人が多いってことでしょうね。
by いぬのきもち (2010-09-09 12:29) 

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