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道尾秀介:『ラットマン』(光文社) [book]

ラットマン

ラットマン

  • 作者: 道尾 秀介
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/01/22
  • メディア: 単行本

昔の岡嶋二人の小説の表紙に、出版社の関わりなく描かれていた"human dog(ヒューマンドッグ)"(うろ覚え)のことを知っている人はいますか? 『99%の誘拐』などの初出時の単行本の背表紙とかに描かれていたあれです。一度だけTシャツを着ていた人をTVでみたことがあるんだけど、あれは当方の白日夢だったんでしょうか。ネット上で何回か検索もしたんだけど言及あるいは画像を掲載しているサイトをみたことがありません。情報求む。

なにしろ『ラットマン』である。上記のようなことを思い出さざるをえない。まあ、ヒューマン・ラットではないんだが。これが"ネズミ男"だと境港の方にいっぱいいる。調布のあたりにもいるんだろう。そこまではよく知らない。地下鉄が乗り入れているのでずっと乗っていれば行けるから今度、行ってみることにしよう。

著者の小説は『シャドウ』を買ったまんまほっぽらかしにしており今回が初めて(そんなんばっかりやん)。ホラー系の小説家かと思っていたら、今作品はそうでもないらしく、まわりでも評判がいい。

最近はどうも登場人物がひどい目に遭う小説って体質的に苦手になっているのだ。だから最近はスプラッタ系の映画も苦手になってきてしまっている。人間として進化したのであろうか。もちろん人間としての進歩は相変わらずないのだが。

閑話休題。この作品も冒頭からなにやら陰鬱な雰囲気で読み進めるのに苦労する。いや、読了すればもちろん水準を超えておもしろいのは間違いない。中盤からドライブ感もありすいすい読めるようになってくる。だから、いってみれば「賢者の贈り物」(O・ヘンリーのね)のような話は悪くないと思う。

すまん。要するに苦手なんだろう。他意はない。当方が苦手ってだけの話なのだと思う。


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